はがきや封書などの手紙の切手部分に押される消印には日付だけの丸い消印や長いローラー印などいくつか種類があります。そんな消印の名でも特別素敵な、届いたら嬉しくなる素敵な消印があります。
それが風景印です。
これは京都の南禅寺・水路閣を図柄に取り入れた風景印です。水路閣から少し離れた郵便局で押してもらえます。ちょうど水路閣の切手も販売していたので水路閣の切手に水路閣の風景印と合わせて押印してもらったものです。消印ですのでただ押してくださいというのはだめですが切手には押してもらえますので、御朱印帳のように集めることも可能です。
奈良市内では市内の風景印を集めやすいように地図と台紙を郵便局で「風景印スタンプラリー」として配布するなど、風景印と観光を合わせた取り組みも行われていますし、収集する人によっては、風景印に取り入れられる図柄で区分して“仏像のある風景印”、“灯台のある風景印”“花が描かれた風景印”というように題材で集めたり、楽しみ方は人それぞれです。
この、題材で区分する風景印のカテゴリーに“ダム風景印”が登場しました。
ダム風景印の定義をしてくださったのはダム愛好家のねっす〜様です。
ねっす〜様のblogではこのように定義されています。
日本各地の風景印についての情報をまとめてくださっているので集めたい人にはとてもありがたいデータベースとなっています。
奈良県の山添村にある布目ダムの貯水池上流端付近に東山郵便局があります。
東山郵便局の隣の隣にある大矢商店様です。このお店の前に素敵なものが登場しました。
お店の前に可愛らしいポストが設置されています。
地元のお茶の木などを使って創られたポストだそうです。
地元、山添村のNPO つながりラボの皆様が作成してくれたものです。
このポストのお役目は、平日ではなく土曜日曜祝日の郵便局窓口が閉まっている日に発揮されます。
風景印は消印ですが、ただ、ポストに入れるだけでは押してもらえません。窓口で風景印をお願いする手続きが必要なので、平日に当該郵便局窓口に行けない人には中々取得が難しいものでもあるのです。
土曜日曜祝日にしかダム巡りできない人にはダムカードを貰ったりダムカレーを食べることはできても
風景印は郵便局が閉まっているので、取得はなかなか困難でした。
平日にお休みがない人でも風景印で手紙を送ったり自分宛にはがきを出して
収集できるようにと考えられたのがこのポストなのです。
大矢商店様の開店時間にお店の前に登場します。
夜間は防犯上、店内にきちんと格納されていますので夜間の投函はできません。
こちらのNPO つながりラボの皆様は今後、布目ダムの絵ハガキも販売を考えておられるそうです。
オリジナル切手という物も郵便局で作ることができますので
各地のダム風景印をオリジナル切手で収集すると更に楽しみが増すような気がします。
ということで、オリジナル切手とオリジナルはがきではありませんがはがきを用意してきました。
ダム風景印を送る先は日本ダム協会です。
いざ、投函♪
後日、ダム協会に無事、風景印が押印されて届きましたとお知らせがありました。
平日にお休みがない方が現地を訪問された時もこのポストさえあれば
自分宛にはがきを出して旅の思い出を作ることもできます。
各地のダム風景印をお持ちの郵便局がある自治体で
ぜひこういうポストを増やしてほしいなと思います。