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◇もしダムがなかったら被害は拡大した

 ダムがあるにもかかわらず洪水被害が発生したことから、「ダムが被害を拡大した」とか「ダムは洪水防止に無力」とか言った見方があるようであるが、このような見方は全くの誤りで、ダムは本来の機能を発揮したが、ダムの洪水調整能力を上回るような豪雨であったために、被害の発生を完全には防げなかったと言うことである。ダムは能力いっぱいに洪水調節機能を発揮し、被害の軽減に大きく貢献している。
 ちなみに、もしダムがなかったらどうなったかを試算すると、浸水面積は2970haから4140haへ、浸水戸数は14,300戸から16,000戸へと、被害が拡大していたものと推計される。


(北陸地方整備局ホ−ムページより)

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