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2004年7月18日から、梅雨前線の活動により福井県北部(嶺北地方)を中心とした豪雨が発生した。これによる災害で、死者・行方不明5人、住家の床上浸水3,313世帯、床下浸水10,324世帯など、大きな人的物的被害が発生した。
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◇記録的な豪雨
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梅雨前線の停滞により福井県美山町を中心にした狭い範囲に集中豪雨が発生。美山雨量観測所(気象庁)の雨量データでは、1979年以降、最も多かった1986年の年最大時間雨量の約1.5倍を記録。
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◇福井市内で広域に浸水
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足羽川の水位が上昇し、福井市春日(木田橋上流)の足羽川左岸で、7月18日の13時35分頃に破堤。越水・内水による浸水も含め、浸水面積は約4km2に及んだ。
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◇足羽川ダムが完成していれば
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このとき、もし足羽川ダムが完成していれば、現況の河道でもダムの効果により堤防越水の回避が可能だった。 推計によれば、天神橋地点の最大流量2400m3/sは、ダムが完成していたとしたら1800m3/sに減少し、その結果、破堤箇所付近の水位は約0.9m低くなり、堤防越水は回避される。
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[関連ダム]
足羽川ダム
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(2005年10月作成)
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