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平成16年台風23号時の大野ダムの洪水調節
〜由良川でバスが立ち往生〜

◇由良川でバスが立ち往生

 平成16年10月の台風23号は、日本列島を直撃して各地で被害が出たが、京都府舞鶴市の由良川では堤防が決壊し、10月20日の夜、国道175号で由良川からあふれた水のためにツアー客ら37人を乗せた観光バスが立ち往生。ツアー客らはバスの屋根に避難、流されるかもしれないという濁流の恐怖と戦いながら21日の朝を迎え、約9時間ぶりに全員が救出された。


出典:京都府大野ダム管理事務所「大野ダムの洪水調節について」(財団法人ダム水源地環境整備センターのホームページより)
バスの屋根の上に避難している

出典:京都府大野ダム管理事務所「大野ダムの洪水調節について」(財団法人ダム水源地環境整備センターのホームページより)


◇大野ダムの洪水調節

 大野ダムは、下流の洪水を防ぐために貯水を続けていたが、流入水量が多く、水位が上がってサーチャージ水位(これを超えるとダムから水があふれることになるため、洪水時でもこれを超えることが出来ない最高の水位)に到達することが予測される事態となった。ダムの操作は操作規則で定められているが、このようなときには、ダムがあふれるような事態を避けるため、放流量を流入量と同じ水準になるまで徐々に増やしていくのが一般的なルール。ところが、下流でバスが立ち往生し、37人が救出を待っている。このとき、人命尊重のため、ぎりぎりの判断であふれる直前まで放流量を抑えたことが新聞などで報道されている。
 バスの屋根にいた37人は流されることなく、全員が救助された。


H16.11.30 朝日新聞(夕刊)

[関連ダム]  大野ダム
(平成17年10月作成)
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