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◇ダム湖を活用した観光への取組み

《七ヶ宿ダム自然休養公園》 
 ダムとダム湖、その周辺をレクリェーション、憩いの場として積極的に活用するために、ダム周辺部の環境整備事業に着手して、ダム敷地内のおよそ30ヘクタールの平坦部に自然休養公園機能を有する施設の整備がなされました。

 施設は、運動広場、多目的広場、観察の森、桜の庭のほか駐車場、遊歩道、人工砂浜、親水護岸、アスレチック施設等となっております。




 これらの施設の管理は、七ケ宿町で行うよう当時の建設省から要請されておりましたが、七ケ宿町で管理するには様々な問題もあり、宮城県、七ヶ宿町、仙南地域治水等受益市町、それに仙台市の出捐によって、財団法人七ケ宿ダム自然休養公園管理財団を設立いたしました。設立当初は年5%の利率でかなりの収入を見込めたのですが、ご承知の通りの低金利となりましたので、現在は維持管理費の捻出に困難を極めております。
《ダム完成をひかえ第3セクター設立》

 宮城県では町からの要請に応えまして、平成元年に、七ヶ宿町の地域発展のための具体的提言をまとめた「七ヶ宿町地域診断報告書」を発表しました。
 これによりますと、ダム完成後の観光客はおよそ70万人と見込まれ、調査時点の産業需要額26億円の約2.8倍、約47億円も増加するものと推定されました。

 このため、受入れ態勢の整備が急務となっていたのですが、民間の進出はなく、一方ではダムの完成も間近に迫っていましたので、町が80%を出資する第3セクターを立ち上げ、観光関連事業を通じて地域活性化の一翼を担うことにしました。
 現在、会社が展開している事業は、農林水産品の販売、土産品店の経営、食堂の経営などとなっております。これらの事業は、ダム湖畔の国道113号沿いに町で建設した施設を利用して行っており、現在は「道の駅」に指定されております。


道の駅「ありや」

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