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ダム番号:1673
 
三滝ダム [鳥取県](みたき)


14/03
ダム写真

(撮影:ふかちゃん)
046834 安部塁
122666 KIYOTAKA
122669 KIYOTAKA
122673 KIYOTAKA
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どんなダム
 
最後のバットレスダム
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バットレスダムは、コンクリートの使用量が少なくてすみ経済的だと、大正から昭和初期にかけてつくられた。その後、型枠工の人件費が高くなるなど、不経済に。三滝ダムが最後に造られたバットレスダム。
[写真](撮影:ふかちゃん)
左右に余水吐
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堤体の左右に、かなり大きな余水吐を持つ特徴ある姿。ゲートレスの自然越流式。
[写真](撮影:安河内孝)
土木学会選奨土木遺産に
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「保存状態の良好な稀少なバットレスダムの一つ」として2002年度の土木学会選奨土木遺産に三滝ダムが選ばれた。バットレス(扶壁式)ダムは国内に6カ所しか現存しない。水圧を支える壁に立体和風格子の型を用いており、景観の美しさが評価された。
[写真]現地にあるプレート(撮影:夜雀)
テーマページ ダム温故知新 《第17回》 三滝ダムを訪ねて
左岸所在 鳥取県八頭郡智頭町大字芦津  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯35度16分17秒,東経134度19分58秒   (→位置データの変遷

河川 千代川水系北股川
目的/型式 P/バットレス
堤高/堤頂長/堤体積 23.8m/82.5m/9千m3
流域面積/湛水面積 22.2km2 ( 全て直接流域 ) /3ha
総貯水容量/有効貯水容量 178千m3/158千m3
ダム事業者 中国電力(株)
本体施工者 清水建設
着手/竣工 /1936
リンク DamDrive・三滝ダム
Dam's room・三滝ダム
THE SIDE WAY・三滝ダム
ダム『京』・三滝ダム写真集
ひろしのダム発電所見学記・三滝ダム
ひろしのダム発電所見学記・中国電力 芦津発電所と三滝ダム
吉備の国 風景撮物帳・三滝ダム
最後のバットレスダム(社団法人日本土木工業協会)
三滝ダム(鳥取県)
水力ドットコム・芦津発電所
雀の社会科見学帖・三滝ダム見学 その1
弥生の森の散歩径・三滝ダム
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】河川名[北股川→本郷川]
【07当初→07最終】河川名[本郷川→北股川]
【07最終→08当初】本体施工者[清水建設→] 湛水面積[4→3] 総貯水容量[276→178] 有効貯水容量[256→158]
【08最終→09当初】本体施工者[→清水建設] 堤高[23.8→24]
【09当初→09最終】堤高[24→23.8]
【11最終→12当初】左岸所在地[八頭郡智頭町芦津→八頭郡智頭町大字芦津] 竣工[1937→1936]

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ダム温故知新
《第17回》 三滝ダムを訪ねて

写真・文 安河内 孝

 当ダムは、1937年竣工の日本で最後に造られたバットレスダムで、水圧を受ける鉄筋コンクリート版(遮水壁)を扶壁(バットレス)によって支える構造である。日本では扶壁式ダムとも呼ばれる。

 その希少性から2002年に土木学会選奨土木遺産に選ばれている。現存するのは6施設であり、消失も含めて8施設が大正から昭和にかけて造られた。当時は、コンクリートの使用量をおさえた経済的なダムとされたが、人件費が高い今日においては、型枠を多く使用するため型枠工の人件費が高く、逆に不経済となる。また、部材が薄いため、厳しい気象の影響を受け易く、当ダムも昭和40年代に遮水壁と梁を補強する大規模な工事が行われた。扶壁の奥、遮水壁の手前にコンクリートブロックを積み、壁を設け、コンクリートの凍害を防ぐ為の保温壁としている。両サイドに洪水吐きが設置され、日本で造られた最後のバットレスダムとして、立体和風格子の貴重な扶壁の姿を今も残す。

障子の桟のようにも見える扶壁

扶壁の奥には、凍害を防ぐための防護壁としてのコンクリートブロックが見える
(これは、「月刊ダム日本」からの転載です。)
(2013年12月作成)


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