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ダム番号:3316
 
帝釈川ダム(再) [広島県](たいしゃくがわ)

 → 帝釈川ダム(元)

ダム写真


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どんなダム
 
洪水処理能力の向上と堰堤補強
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完成後約80年を経過し老朽化が進んでいること、最大で約35mの未利用落差があることなどから、発電所の再開発と合わせて、ダムに堤体越流式の洪水吐を増設して洪水処理能力の向上を図るとともに、既設堤体の下流面にコンクリートを打ち増して安定性の向上を図る。
[写真](撮影:さんちゃん)
縦長ダム
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再開発前の元ダムは堤頂長が35.2mしかないのに堤高は62.1mで堤高堤頂長比は1.76。アースダムを除けば日本一の縦長ダム。再開発後のダムも堤高堤頂長比は1.58で、元ダムに次ぐ縦長ダム。
大規模な仮設構台を設置して工事を実施
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急崖が連続する急峻な地形にあり、また、名勝・国定公園で自然改変は最小限に抑える必要があることなどのため、貯水池内やダム下流面に大規模な仮設構台を設置してコンクリート打設などの工事を行った。
元々のダムは大正13年完成、当時日本一の高いダムとも
___ 元々のダムは大正9年に着工、大正13年に高さ56.4mで完成。粗石コンクリートを使用していた。その後、昭和6年に約6m嵩上げされ、高さ62.1mとり、さらにリニューアルされた。大正13年の完成当時、日本一の高いダムだったという。土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。
「帝釈峡」の中心に位置する
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ダム・貯水池周辺は、比婆・道後・帝釈国定公園第1種特別地域に、また、国指定の名勝「帝釈川の谷」に指定されており、広島県でも有数の観光地である「帝釈峡」の中心に位置している。
ダム湖は「神竜湖」
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ダム湖の形が竜に似ていることから神竜湖と呼ばれる。
[写真](撮影:cantam)
シリーズ ダム百選 投票から
第 9 回  『 新緑の中のダム 』
■ 秘境の地に建つ縦に珍しい長いダム。帝釈峡に溶け込んだダムです。 (Hiro)

第 32 回  『 ドライブで行きたいダム 』
■ 車を走らせていると瞬きをするのも惜しい帝釈峡の美しい景色が目の前に広がります。
訪れたのは10月でまだ紅葉には少し早かったのですがそれでも大自然に囲まれた帝釈川ダムは圧巻でした。
違う季節にもう一度訪れたいダムです。
 (つな)

テーマページ 第3回 D-shot contest 〜こんな写真も〜
日本一縦長のダム・帝釈川ダムリニューアル工事 現場見学レポート
帝釈川ダムのリニューアル 〜厳しい自然条件に対応し環境保全に配慮〜
左岸所在 広島県庄原市東城町三坂  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯34度49分40秒,東経133度14分05秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  帝釈川(元)(0km)

河川 高梁川水系帝釈川
目的/型式 P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 62.4m/39.5m/45千m3
流域面積/湛水面積 120km2 ( 全て直接流域 ) /66ha
総貯水容量/有効貯水容量 14278千m3/7490千m3
ダム事業者 中国電力(株)
本体施工者 鹿島建設・大本組・飛島建設・森本組
着手/竣工 /2006
ダム湖名 神竜湖 (しんりゅうこ)
ランダム情報 【ダム湖百選】(財)ダム水源池環境整備センターのダム湖百選に選定される(H17.3.16公表)
【コンクリートダムの工法】拡張レヤ工法
【ダム工事年表】本体掘削(2003.7〜2005.6) 本体打設/盛土(2004.3〜2005.12)
リンク DamDrive・帝釈川ダム
Dam's room・帝釈川ダム
THE SIDE WAY・帝釈川ダム
ウィキペディア・帝釈川ダム
けんさんのへや・日本一縦長のダム・帝釈川ダムリニューアル工事現場見学レポート
ダム好きさん【帝釈川ダム(再)】
ダム便覧保存館・水がめ便り・帝釈川ダム〔再〕
吉備の国 風景撮物帳・帝釈川ダム
水力ドットコム・新帝釈川発電所
雀の社会科見学帖・帝釈川ダム
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】左岸所在地[比婆郡東城町大字三坂字野路地先→庄原市東城町三坂字野路地先]
【06当初→06最終】かな[たいしやくがわ→たいしゃくがわ]
【07最終→08当初】左岸所在地[庄原市東城町三坂字野路地先→庄原市東城町三坂] 本体施工者[鹿島・大本・飛島・森本→]
【08最終→09当初】本体施工者[→鹿島・大本・飛島・森本] 堤高[62.4→62]
【09当初→09最終】堤高[62→62.4]
【11最終→12当初】着手[2002→]
【12最終→13当初】本体施工者[鹿島・大本・飛島・森本→鹿島建設・大本組・飛島建設・森本組]
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