■全体のデザイン
|
大規模土木構造物のデザインは、細部のデザインの質の高さも重要だが、それにもまして、全体のデザインコンセプトが大切。下流面の階段状にすることを前提に検討を進め、@直線を基調としたデザイン、A左右対称として幾何学的美しさを出す、といったことに配慮して、採用案が決定された。 |
|
|
|
|
■下流面のステップ形状
|
|
|
|
|
堤体下流面は、ステップ形状(階段状の形状)になっている。これは、ステップ形状にすることにより越流水の減勢効果を引き出し、堤趾導流壁の高さを低減すること、また、単調になりがちな堤体下流面の景観性の向上をねらいとしたもの。 形状は、水理模型実験による効果の検討、全体模型による視認性の検討、施工性の検討など、総合的観点から決定された。ステップの高さは75.0cm、幅は50.2cm。85段ある。 ステップは、ダム基本三角形に外付けの形で施工されている。 |
|
|
|
|
[次ページ]
[目次に戻る]
|
|