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《大分の水力発電》


大分県企業局電気事業史−中小水力開発と近代化編−

 九州電力・における発電電力量構成比は、平成9年度の実績では原子力48%、水力8%、地熱2%、石炭16%、LNG(液化天然ガス)19%、石油等7%となっている。

 大分の水力発電事業は、明治33年竹田水力発電(株)、34年日田水力発電(株)、42年豊後電気(株)、大正2年九州水力電気(株)女子畑発電所、3年大分水力電気(株)篠原発電所が操業を開始した。現在、既設ダムでは、発電所を備えているところもあり、これらの水力発電に関しては、大分県企業局編・発行『大分県電気局史』(昭和43年)、同『大分県企業局電気事業史−中小水力開発と近代化編−』(平成15年)、高橋眞澄著『大分の電力史』(テレビ大分・昭和56年)、河津武敏著『水力発電所を探訪する山中トンネル水路−日田電力所物語−』(日田文学社・平成13年)の書がある。水力発電の構成比が8%となってしまったことは寂しいが、すべてのダムに、水の落差を利用して水力発電を行い、地域の発展に大いに寄与してもらいたいものだ。

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