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《「吉四六さん」に出会える〜野津ダム》



 野津ダムは、大野川水系垣河内川の大野郡野津町大字垣河内字山手内地点に建設され、平成13年に竣工した。この建設記録として大分県土木建築部編・発行『野津ダム工事誌』(平成13年)に刊行されている。

 ダムの目的は洪水調節、既得用水の安定化、河川流量の保全を図り、水道用水として野津町(人口約1万人)に対し、蕨野地点において 0.028m3/sの供給する。ダムの諸元は、堤高34.9m、堤頂長95.0m、堤体積 3.2万m3、総貯水容量33.1万m3、重力式コンクリートダムで、総事業費65億円である。
 補償については、用地取得面積 6.8ha、水没移転家屋はない。起業者は大分県、施工者は梅林建設(株)、(株)友岡組である。
 


 
 なお、野津ダムの位置する野津町は、日本三大鍾乳洞のひとつに数えられる「風連鍾乳洞」そして民話の代表的な「吉四六さん」で有名である。現在まで持ち前のとんち、奇才で多くの「吉四六ばなし」が生まれ、語り継がれている。

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