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長崎大水害と長崎水害緊急ダム事業

 昭和57年7月に九州地方で豪雨があり、九州各地で被害があったが、中でも長崎市を中心とする地域で被害が大きく、「長崎大水害」と呼ばれる。これを契機に「長崎水害緊急ダム事業」が実施されることになった。そのあらましを紹介する。
 作成に当たっては、基礎資料として長崎県長崎土木事務所ダム建設室主査 岩永 彰「本河内高部ダムの設計と施工について」(平成17年12月5日 第58回ダム施工技術講習会)を使用した。
■ 長崎大水害

 昭和57年7月23日、九州地方で豪雨があり、長崎県西彼杵郡長与町では時間雨量187mmという記録的雨量であった。この豪雨は九州全域に大きな災害をもたらしたが、特に長崎市を中心とする地域で大きな被害が生じ、「長崎大水害」と呼ばれる。
 長崎市では60分最大雨量127.5mm、日雨量527.0mmを記録、市街中心部を流れる中島川、浦上川、八郎川、さらに西彼杵半島雪浦川沿いの地域では、土石流、崖崩れ、河川の氾濫などにより多数の家屋が倒壊、あるいは浸水した。
 この豪雨で、死者・行方不明者299名、被害総額3000億円以上の甚大な被害を被った。

【被災状況】
八郎川

中島川

本河内高部ダム

一部損壊した国指定重要文化財の眼鏡橋
 
■ 長崎水害緊急ダム事業

 長崎大水害を契機に、洪水被害の防止を図るため、総合的ダム事業が検討され、長崎水害緊急ダム事業として実施されている。
 その内容は、

● 中島川については、上流既設の水道専用ダムである本河内高部ダム・本河内低部ダム、西山ダムの利水容量を治水目的に変更し、ダムによる洪水調節と河道改修によって対処する。

● 浦上川については、上流既設の水道専用ダムである浦上ダムの利水容量を治水目的に変更し、ダムによる洪水調節および河道改修によって対処する。

● これらにより失われる利水機能については、本河内高部ダムの利水容量を増加させるとともに、近傍の被災河川である雪浦川と中尾川(八郎川水系)にダムを建設し、洪水調節と合わせてこれを確保する。

● これにより、長崎地区に対して、新たに1400m3/日の取水を可能ならしめる。

【計画】 



【経緯】 

[関連ダム]  西山ダム(再)  本河内高部ダム(再)  本河内低部ダム(再)  浦上ダム(再)  中尾ダム  雪浦ダム
(平成18年2月作成、3月修正)
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