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■ゼロエミッションと廃棄物3R活動

 ゼロエミッションとは、1994年に国連大学のグンター・パウリ氏を中心としたグループが提唱した「ある産業で排出される廃棄物を別の産業でリサイクルし、社会全体で廃棄物をゼロにする」という考え方。

 この考え方に基づき建設工事でもゼロエミッションに向けた取り組みが最近進められていますが、工事から発生する廃棄物のほか、事務所や宿舎から発生する廃棄物も含めて、リサイクル率100%に達している事例は少ないようです。




 山田川ダム工事では、工事から発生する廃棄物はもちろん、事務所や宿舎から発生する廃棄物、仮設事務所解体時に発生する廃棄物などの全ての廃棄物を100%リサイクルする、「完全なるゼロエミッション」に挑戦している。その実現のため、建設廃棄物の3R活動、すなわち Reduce(減量化)、Reuse(再使用)、Recycle(再生利用)の考え方に基づいて、建設現場や事務所で広範で徹底した取り組みを行っている。
 平成15年10月末で、工事の進捗率は約6割であり、ゼロエミッション達成状況は、産業廃棄物リサイクル率100%を維持できている。

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