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■財政上の効果も大きい

 宮ケ瀬ダムの建設により、観光客が増加し、地域が大きく発展している。地域振興を通じて、村の財政も改善するが、それに加えてダムの建設により「国有資産等所在市町村交付金」も受けることが出来るようになった。15年度で約8億円。これは、村税収入が約5億円であることを考えると、莫大な額。清川村の財政事情も揺るぎないものになりつつある。それを村民のために活用し、70歳以上外来医療費全額負担、高校生の授業料負担などを行った。
 新しく誕生した「宮ケ瀬湖」という観光資源を21世紀の中で、今まで以上に広く県内外の人々に利用してもらうためにも、近隣市町との広域的な観光ネットワーク化も今後推進していきたい。宮ケ瀬ダム完成を契機に、今まで以上に森林づくりや水質保全にさらなる努力を重ね、都市住民との交流を深めつつ水源地域の役割をしっかりと担って行きたいと考えている。


平成14年8月から定期的に観光放流を実施。神奈川県内では初めてで、全国的にも珍しい。毎秒30立方メートルの放流により高低差100mの人工滝が出現。毎週水曜と毎月第2日曜。年末年始は除く。1回目は午前11時、2回目は午後2時(12月〜3月は午後1時)。

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