全項目表
 
ダム番号:113
 
新中野ダム(再) [北海道](しんなかの)

 → 中野ダム(元)

ダム写真

(撮影:ふかちゃん)
061441 だい
042856 ふかちゃん
042852 ふかちゃん
042853 ふかちゃん
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どんなダム
 
2 1 . 9 mの嵩上げ
___
昭和35年に完成した既設の中野ダム(函館市水道)を21.9m嵩上げし、治水機能などを付加。下流側を増厚。
[写真]着工前(ダム協会内部資料より)
ダムの模型
___ ダム下流のダム公園に、北海道内のいくつかのダムの模型がある。公園内の水路にコンクリートで本物そっくりに出来ていて、水をためている。新中野ダム、笹流ダム、豊平峡ダムなど。
シリーズ ダム百選 投票から
第 21 回  『 雪景色の似合うダム 』
■ 大雪の後、真っ白な景色のなかにそびえ立つ光景が男前の雰囲気がありましたが、ダム本体の横で静かな水の流れに注目して撮影しました。 (クラクラ)
テーマページ ダムツーリング -北の大地へ-
このごろ 函館市のダム
左岸所在 北海道函館市亀田大森町1番地  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯41度52分13秒,東経140度47分09秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  中野(元)(0km)  笹流(4km)

河川 亀田川水系亀田川
目的/型式 FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 74.9m/248m/256千m3
流域面積/湛水面積 17.5km2 ( 全て直接流域 ) /18ha
総貯水容量/有効貯水容量 3340千m3/2820千m3
ダム事業者 北海道
本体施工者 清水建設・森川組・松本建設
着手/竣工 1971/1984
ダム湖名 なかの湖 (なかのこ)
ランダム情報 【ダムカード配布情報】2024.8.2現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver2.0
○@新中野ダム管理所 A渡島総合振興局函館建設管理部事業室事業課 B道南四季の杜公園 @9:00〜12:00(閉庁日(土・日・祝日)及び年末年始(12月29日〜1月3日)は配布しておりません。)A13:00〜17:00(閉庁日(土・日・祝日)及び年末年始(12月29日〜1月3日)は配布しておりません。)B9:00〜17:00(土・日・祝日のみ配布しております。(12月29日〜1月3日は休館日のため、配布しておりません。))
ダムカード画像コレクション
新中野ダム Ver.1.0 (2016.4)
新中野ダム
新中野ダム [北海道150年記念]
[協力:美作ダム倶楽部]
リンク Dam's room・新中野ダム
Damstyle・新中野ダム
このダムはどんなダム(北海道建設部)
コンクリートと鉄と大地と・新中野ダム
だむ†ほりっく・新中野ダム
ダムマニヤ倶楽部・新中野ダム
ダム公園
ダム好きさん【新中野ダム(再)】
新中野ダム(北海道函館土木現業所事業第2課ダム管理室)
雀の社会科見学帖・新中野ダム見学 その1
参考資料
■新中野ダム嵩上げ計画とその問題点について:矢部英雄・児玉知浩
【ダム日本 No.416(S54.6)】
■新中野ダムの嵩上げ工事の設計と施工 新中野ダム建設事務所技術係長 南 勲
【第7回ダム施工技術講習会(S55.07.02)】
■<新中野ダム減勢工基礎部>RCD工法によるコンクリートの施工:佐藤勝三
【ダム日本 No.440(S56.6)】
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】河川名[亀田川→鞍馬谷川]
【07当初→07最終】河川名[鞍馬谷川→亀田川]
【08最終→09当初】堤高[74.9→75]
【09当初→09最終】堤高[75→74.9]
【12最終→13当初】本体施工者[清水建設・森川・松本→清水建設・森川組・松本建設] 堤体積[274→256]

■ このごろ → このごろ目次
函館市のダム

 
函館市は明治22年、わが国で2番目となる水道水給水が始まりました。その後、商業の発達や衛生上の問題で病気が流行したなど給水量増加が追いつかないこと、火災時に必要な水量、水圧を得られないことから、取水施設として日本初のバットレスダムである【笹流ダム】を建設。2度の改修工事があり現在は当時の形から進化しています。
笹流ダム公園は地元の住人の憩いの場となっています。
※冬季間は閉園、現在は先日の熊出没で立ち入り禁止


笹流ダム(2014年1月撮影)

その笹流ダムから程近くに【新中野ダム】があります。


新中野ダム(2014年1月撮影)

函館市は明治の前の時代(文化時代)から昭和9年までの7度、水に恵まれないことが原因の一つで度重なる大火があり、現在の函館市企業局上下水道部は「中野ダム」の建設に着工、昭和35年完成。

昭和40年には集中豪雨で半倒壊・床上浸水が1612棟もの被害が出て、「中野ダム」の嵩上げを決定。
現「新中野ダム」が昭和59年に完成しました。

この【新中野ダム】のダム公園も、市民の憩いの場になっていますが、このダム公園が素晴らしい!


新中野ダムのダム公園(2014年10月撮影)

公園内に実在するミニチュアダムが設置してあります。
水路があり越流もしています。
          

◎アーチダムの豊平峡(ほうへいきょう)ダム
北海道開発局
本物の豊平峡ダムの施工業者は大成建設・地崎工業


豊平峡ダム(2014年10月撮影)


豊平峡ダム(2014年10月撮影)

◎ロックフィルの大雪(たいせつ)ダム
北海道開発局
本物の大雪ダムの施工業者は鹿島建設・清水建設・大林組


大雪ダム(2014年10月撮影)

◎バットレスダムの笹流(ささながれ)ダム
函館市
施工も函館市直営


笹流ダム(2014年10月撮影)

◎重力式コンクリートダムの新中野(しんなかの)ダム
函館市
施工業者は清水建設・森川組・松本建設


新中野ダム(2014年10月撮影)

私が驚いたのは、笹流ダムも、このミニチュアダムを設置している新中野ダムも函館市のダムですが、開発局のダムをリアルに再現して紹介していることです。函館市と開発局の間でどんなやり取りがあり造ることが決定したのか気になります。
私は実物の5基を全て見ています。
ミニチュアと言ってもかなり大きな造りになっているので、実物を知っていても充分楽しめて触ることが出来るダムなので、これを知らないダムマニアさんには是非行って欲しいダム公園です。

そして、ダム建設には反対派が居るのは当然だとは思いますが、ダムは此処に何故造られたのか、その町それぞれの理由が必ずあることを知って欲しいと思い、函館市の2基のダムの説明を最初に書かせていただきました。(私自身は函館市民ではありませんが)

今日も美味しい水道水を飲み、電気がある明るい生活が出来ていることに感謝します。

(2014.11.18、クラクラ)

→ ダム便覧の説明
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