全項目表
 
ダム番号:311
 
宮床ダム [宮城県](みやとこ)



ダム写真

(撮影:安部塁)
046502 だい
046696 安部塁
046501 だい
169655 Dam master
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どんなダム
 
アサイナサブローの民話
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地元に「七つ森」の民話があり、その主人公が「アサイナサブロー」。ダムの堰堤壁に「七ツ森」の物語を書い有田焼陶板16枚がはめ込まれている。
[写真]工事中の看板にも「アサイナサブロー」が
ダム湖は「あさひな湖」
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民話「七つ森」の主人公で伝説の巨人・朝比奈三郎(アサヒナサブロウ・アサイナサブロー)にちなんで、「あさひな湖」と命名。平成9年3月の「治水悠久」の記念碑に、命名したことが記されている。
[写真](撮影:Dam master)
テーマページ 宮床ダムのこころ 〜民話「七つ森」を未来に伝えたい〜
このごろ ふりかえればクリスタル
建設通信新聞東北復興特集にダムの記事
左岸所在 宮城県黒川郡大和町摺萩  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯38度23分13秒,東経140度49分20秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  南川鞍部(4km)  南川(5km)  七北田(8km)

河川 鳴瀬川水系宮床川
目的/型式 FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 48m/256m/329千m3
流域面積/湛水面積 10.8km2 ( 全て直接流域 ) /43ha
総貯水容量/有効貯水容量 5000千m3/5000千m3
ダム事業者 宮城県
本体施工者 清水建設・三井建設・地崎工業
着手/竣工 1979/1998
ダム湖名 あさひな湖 (あさひなこ)
ランダム情報 【ダム湖百選】(財)ダム水源池環境整備センターのダム湖百選に選定される(H17.3.16公表)
【コンクリートダムの工法】RCD工法
【ダム工事年表】仮排水路(1989.7〜1990.3) 本体掘削(1989.7〜1993.12) 本体打設/盛土(1990.4〜1993.12)
ダムカード画像コレクション
宮床ダム [みやぎダムめぐりカード] Ver.2.00 (131101)
[協力:安部塁]
宮床ダム [みやぎダムめぐりカード] Ver.3.00
[協力:thorinstonehelm]
宮床ダム [みやぎダムめぐりカード] Ver.1.00
リンク Dam's room・宮床ダム
kazu_ma’s WALKING-DIARY・宮床ダム
ザ・レイクチャンプ・あさひな湖
だむ†ほりっく・宮床ダム
宮床ダムの概要(宮城県)
七ッ森周辺の四季
参考資料
■宮床ダムのダブルミキシングによるRCD工法について:高橋亜夫
【ダム日本 No.563(H3.9)】
■『七つ森』と宮床ダム/北川正男
【ダム日本 No.569(H4.3)】
■宮床ダムのコンクリート製造・運搬設備とRCD工法 宮城県仙台北部ダム建設事務所 所長 高 橋 亜 夫
【第31回ダム施工技術講習会(H04.07.21)】
■宮床ダムの施工について/吉田 安宏
【ダム日本 No.607(H7.5)】
■【カラーグラビア】 写真で見る宮床ダム
【ダム日本 No.615(H8.1)】
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】河川名[吉田川→宮床川]
【06最終→07当初】河川名[宮床川→真駒内川]
【07当初→07最終】河川名[真駒内川→宮床川]
【08最終→09当初】湛水面積[→43]
【12最終→13当初】本体施工者[前田・大豊・熱海建設→前田建設工業・大豊建設・熱海建設興業]
【19最終→20当初】本体施工者[前田建設工業・大豊建設・熱海建設興業→清水建設・三井建設・地崎工業]

■ テーマページ(抄) → テーマページ目次

宮床ダムのこころ
〜民話「七つ森」を未来に伝えたい〜

◇「七つ森」の石碑

 宮床ダムの天端に、「七つ森」の石碑がある。上部には陶板があって、一人の男と「七つ森」の文字が。そして、その下には碑文。


 やや長いが、碑文を見てみよう。

 遠い昔、アサイナサブローという男がいてこの地に、川と沼と山を作った。
先祖は、このように言い伝えてきました。

 のちに、川は吉田川と呼ばれ、沼は干拓されて品井沼となりました。七つの山は吉田川流域の七つの町村(大和町・大衡村・富谷町・大郷町・鹿島台町・松島町・鳴瀬町)を見守る七つ森となりました。

 川と沼と山の創造は、農耕の発生を示唆する偉大な事業のはじまりでした。そして、この土地の人たちはサブローの事業を受けついで、長い年月、水との戦いをつづけてきました。豊かで平和な暮らしを子孫に手渡すための仕事なのでした。元禄潜穴、明治潜穴、高城川の開削、幡谷のサイホン、背割堤などに、水との戦いの跡を見ることができます。

 宮床ダムも、サブローの事業を受けつぐ人びとの手によってつくられたのであります。湖底には先祖の魂が宿っています。
 ここを渡りながら、耳を傾けてください。遠い昔のサブローと、サブローの事業を受けついだ人びとが、あなたに呼びかけています。
 「先祖から受けついだもの、それを未来に生かしていくのは、あなたなのですよ」
                                小野 和子


七つ森

仙台市街からも見える
 どうも、陶板の男がアサイナサブローのようだ。しかし、この碑文はいったい何を物語っているのだろうか。アサイナサブローとは誰なのか、サブローの事業を受け継ぐとはどういうことなのか、そんな疑問がわいてきた。それで、かつて宮床ダム作業所で副所長としてダム建設に携わった北川正男さんに聞いてみました。

 ・・・→ 全文はこちら
(2005年9月作成、12月追加、2006年11月修正)


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