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ダム番号:408
 
梵字川ダム [山形県](ぼんじがわ)



ダム写真

(撮影:灰エース)
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どんなダム
 
堆砂が進む
___ 平成12年度の国土交通省の調査によると、堆砂率(堆砂量/総貯水容量)が94.5%。総貯水容量100万立方メートル以上のダムの中では3番目に堆砂率が高い。
滝のようだ
___
いろいろな写真を見ると、堤頂全体から越流していて、まるで滝のようだ。通常のダムのイメージとは違っていて、ダムには見えない。発電用ダムなので、堆砂が進んでも支障はないようだ。
[写真](撮影:takane)
シリーズ ダム百選 投票から
第 8 回  『 歴史を感じるダム 』
■ 80年近くもそこにあり続ける それだけでも見る価値はあると思う (178TS)

第 22 回  『 春に行きたいダム 』
■ 四月末からGWにかけて上流にある月山ダムから雪解け水が放流され、越流が美しい。東北の遅い春をしみじみと感じる。 ダム下流では桜も美しく、また上流にはまだ山頂に雪の残る湯殿山が遠くに見えて美しい。ダム初心者の私にもわかりやすい魅力が満載でした。 (けてけてレストラン)
テーマページ ダム日和 動画集
このごろ 梵字川ダム
左岸所在 山形県鶴岡市上名川  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯38度35分16秒,東経139度53分17秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  月山(1km)  新落合(8km)  八久和(9km)

河川 赤川水系梵字川
目的/型式 P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 40.9m/62.4m/18千m3
流域面積/湛水面積 244.8km2 ( 全て直接流域 ) /9ha
総貯水容量/有効貯水容量 1274千m3/85千m3
ダム事業者 東北電力(株)
本体施工者 飛島建設
着手/竣工 1932/1933
ランダム情報 【ダムカード配布情報】2024.8.2現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver1.0
○庄内発電技術センター赤川ダム管理所 9:00〜17:00
リンク DAM Photographer・東北は晴れ♪(その3)
DamJapan・梵字川ダム
Damstyle・梵字川ダム
kazu_ma’s WALKING-DIARY・梵字川ダム
THE SIDE WAY・梵字川ダム
おぼえがき・梵字川(ぼんじがわ)ダム
ダムマニア・梵字川ダム
ダム好きさん【梵字川ダム】
水力ドットコム・梵字川発電所
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】左岸所在地[東田川郡朝日村大字上名川→鶴岡市上名川]
【06最終→07当初】河川名[梵字川→平川]
【07当初→07最終】河川名[平川→梵字川]
【08最終→09当初】堤高[40.9→41]
【09当初→09最終】堤高[41→40.9]

■ このごろ → このごろ目次
梵字川ダム

 
月山ダムに向かう梵字川に架かる橋から見えるダムをご存知だろうか。
これは梵字川ダムで、発電専用のダムである。
月山ダム目的で橋を通過すると見過ごしてしまいそうなダムであるが、今回は撮影する機会があったのでレポートしたい。


梵字川に架かる橋から見た梵字川ダム

自然越流型のダムのため、月山ダムからの放流があるときは堤体を伝うように美しい線を描きながら越流する。
この日の放流量は約30t程で、電力用に8t使用されているようだ。
認可最大出力は3000kW。
昭和8年に竣工されたダムで80年もの歴史を持つダムである。
最初は地元の電力会社が建てたものらしいが、昭和26年に現在の事業者に引き継がれている。



右岸から正面を臨む


左岸から右岸を臨む

正面から見るとさらに迫力がある。
堤体が上から下にかけて狭くなっている。
これは川幅が狭いところにつくられたため、堤体下部をその幅に合わせることでこのような形になったそうだ。


堤体上 


堤体下

月山ダムはダム式という落差を得る方式だが、梵字川ダムはダム水路方式で落差と水路の両方が使われている。
取水された水は1km下流の梵字川発電所に送られ発電に利用されている。


右岸から左岸を臨む


今回は月山ダムに行くたびに気になっていた梵字川ダムを撮影することができた。
ご協力いただいた関係者の方々に感謝申し上げます。

(2014.6.19、kazu_ma)

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