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ダム番号:1438
 
安威川ダム [大阪府](あいがわ)



ダム写真
D-shot contest 入賞作品   →ダム便覧トップ写真   →フォト・アーカイブス [ 提供者順 / 登録日順 ]
どんなダム
 
建設か否かで揺れる
___ 治水と水道供給の多目的ダムとして計画されたが、2009年9月、橋下大阪府知事は利水撤退を決定、その後、大阪府は規模縮小を表明、目的も治水のみとなった。橋下知事は、2010年の府議会2月定例会で、建設するという従来の方向性を見直すことは怖くてとてもできないと述べた。2010年9月には、国交省が検証対象ダムとして決定、事業の検証を経て、2012年6月、国交省は継続の方針を決定。
オオタカが生息
___ 周辺にオオタカが生息。2003年秋の調査委員会では、オオタカの巣立ちを初めて確認との報告があった。慎重に工事を進めてきた結果だという。
このごろ 安威川ダム建設現場現地見学会レポート
安威川ダム岩盤清掃レポート
左岸所在 大阪府茨木市生保  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯34度52分16秒,東経135度33分37秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  箕面川(8km)

河川 淀川水系安威川
目的/型式 FN/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積 76.5m/337.5m/2225千m3
流域面積/湛水面積 52.2km2 ( 全て直接流域 ) /80.7ha
総貯水容量/有効貯水容量 18000千m3/16400千m3
ダム事業者 大阪府
本体施工者 大林組・前田建設工業・奥村組・日本国土開発
着手/竣工 1976/
ランダム情報 【水特法関係】安威川、水没総面積:107ha、水没戸数:49戸、水没農地面積:36ha、ダム等の指定年月日:H5.1.22、水源地域指定年月日:H12.4.28、整備計画の決定年月日:H12.9.13
【ダム工事年表】仮排水路(2012.12〜2015.9) 本体掘削(2014.9〜2018.6) 本体打設/盛土(2016.10〜2021.12)
【ダムカード配布情報】2021.8.1現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver2.0
○@大阪府安威川ダム建設事務所 A大阪府安威川ダム情報交流センター B茨木市忍頂寺スポーツ公園 竜王山荘 C安威川ダム資料館 @9:00〜17:45(土・日・祝日は除く) A10:00〜16:00(土・日・祝日は除く) B9:00〜21:00(12/29〜1/4は除く) C毎月第1,3土曜日10時から16時毎週木曜日13時から16時※祝祭日は休館とする
【検証対象ダム】平成22年9月28日、国土交通省 [安威川ダム]
【検証対象ダム国交省対応方針(H24.6.11)】継続(補助金交付を継続)
ダムカード画像コレクション
安威川ダム Ver.1.0 (2014.11)
[協力:け〜]
安威川ダム(掘削完了) 建設中 Ver.2.0 (2018.10)
[協力:ピンクのうさぎ]
安威川ダムグリーンカード Ver.1.0 (2016.10)
[協力:ミッキー]
リンク ウィキペディア・安威川ダム
ひろしのダム発電所見学記・安威川ダム建設予定地
安威川ダム(大阪府安威川ダム建設事務所)
雀の社会科見学帖・安威川ダムカレー
雀の社会科見学帖・安威川ダム岩盤清掃 その1
雀の社会科見学帖・安威川ダム展望台より
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】河川名[安威川→明智川]
【07当初→07最終】河川名[明智川→安威川]
【07最終→08当初】竣工[2008→2016] 堤高[82.5→76.5] 堤頂長[368.5→345.5] 堤体積[3150→2430] 総貯水容量[22900→18000] 有効貯水容量[21300→16400]
【08最終→09当初】竣工[2016→] 堤高[76.5→76] 堤頂長[345.5→337.5] 堤体積[2430→2191]
【09当初→09最終】堤高[76→76.5]
【09最終→10当初】堤体積[2191→2560]
【10最終→11当初】目的[FNW→FN] 堤体積[2560→2225]
【14最終→15当初】本体施工者[→大林組・前田建設工業・奥村組・日本国土開発特定建設工事共同企業体]
【15最終→16当初】本体施工者[大林組・前田建設工業・奥村組・日本国土開発特定建設工事共同企業体→大林・前田・奥村・日本国土開発] 湛水面積[→80.7]
【16最終→17当初】本体施工者[大林・前田・奥村・日本国土開発→大林組・前田建設工業・奥村組・日本国土開発]

■ このごろ → このごろ目次
安威川ダム岩盤清掃レポート

 
 平成29年1月14日、私は大阪府で建設中の安威川ダムで岩盤清掃の見学会に取材班として参加しました。
 今回の見学会、2年前に開催されたwith Dam Night in Osakaのダムビンゴの景品として大林組JV様よりご提供いただいた「安威川ダム岩盤清掃券」、2年の時を経てようやく実現しました。

 広大な安威川ダムの建設現場。安威川ダムは着工から2年半が経過し、今年から本格的に盛立てが始まるロックフィル形式のダムです。


 まずは事務所内で大林組JV様にご提供頂いた作業着に着替えて説明を受けます。手の防寒着まで用意して頂き、寒さ対策は万全です。
 参加の皆様は真剣な面持ちで説明を聞いています。航空写真などを用いて本日の作業エリアの説明を受けています。


 当日参加者に渡された清掃例。上が良い例で下が不十分。このレベルに綺麗にする必要があるとは、作業をする前から少し不安になります。


 現場に到着し、注意事項などの説明を受けます。


 さっそく清掃に取りかかります。渡されたスコップやブラシなどを使用し地道な作業が続きます。
 現場にはまだまだ土砂が残っています、こういった土砂をスコップなどを使い土嚢袋に詰めていきます。とてもとても大変な作業であることを実感しました。



参加した皆様、真剣に作業を続けます。



 清掃後、かなり綺麗になったと思いましたが、プロの方が見たらまだまだとのことです。


 現場近くに置いてあったショベルのアタッチメント、先端に鋼製のワイヤーが取り付けてあります。柔らかそうに見えますが、鋼製です、固いです。
 このアタッチメントをつけてまずは重機で土砂をかき集めて、その後人の手で清掃が入るそうです。
 このアタッチメントの名前を聞いたところ特に無いそうなので、当日の参加者の中で「安威川たわし」と命名されました。


 その後、近くの竜王山荘のレストランやまなみに移動し、お昼ごはんを頂きました。

 お昼ごはんはもちろん安威川ダムカレー!
 茨木市内にある梅花女子大学の学生さんが考案したもので、見た目も味も美味しいダムカレーでした。


 貴重な岩盤清掃の体験、お昼は美味しいダムカレーを頂き、参加者の皆様は大変満足しておられました。雪の予報にもかかわらず最後まで天気も崩れること無く、無事安威川ダム岩盤清掃見学会が終了しました。


 現場でお世話になりました大林組JV、大阪府の皆様、貴重な見学会を取材させて頂きありがとうございました。 
 今回特別に現場内で取材させて頂きましたが、安威川ダムは普段右岸高台に展望台が用意されており、常時見学が可能です。これから盛立ても進み、どんどん姿を変えていきます。みなさまもそんな姿を見に安威川ダムへ足を運ばれてはいかがでしょうか。

(2017.3.1、ダムマイスター 04-049 炭素)

→ ダム便覧の説明
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