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全項目表
 
ダム番号:2931
 
殿ダム [鳥取県](との)


15/03
ダム写真

(撮影:田中創)
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どんなダム
 
階段式洪水吐き
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洪水吐きは階段式。国内で初めてだという。幅約30メートル、延長約130メートルで、段差約3メートルの階段が16段。滑り台状の従来の洪水吐きは、水が一気に流れ落ちるため、最下部に減勢池が必要だが、階段式は勢いを弱めながら流れるので減勢池がない。
[写真](撮影:神馬シン)
リップラップが上下流面で異なる
___ ロックフィルダムリップラップは、下流面はきれいに整形されているが、上流面は丸石積み。雰囲気が全く異なる。
ダム湖は「因幡万葉湖」
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殿ダム工事事務所と鳥取市がダム湖名を公募。全国から351件の応募があり、委員会で「因幡万葉湖」に決定。平成23年10月発表。因幡万葉湖には4名の応募があったが、名称説明の内容をふまえ、有田進さん(鳥取市在住)が命名者に決まった。万葉集の編者である大伴家持が最後の歌を国府町で詠んだことなどに由来するという。
[写真](撮影:田中創)
シリーズ ダム百選 投票から
第 11 回  『 ライトアップの映えるダム 』
■ 殿ダムは平成23年4月に試験湛水を完了したばかりのロックフィルダムです。
試験湛水時に、貯水位が洪水時最高水位に到達した際、国内初となるカスケード型減勢方式の洪水吐きが完成してから初の越流となりました。
水しぶきがライトで反射され、幻想的に階段形状が浮かび上がっています。 (とのまるくん)

テーマページ ダムインタビュー(50) 山口温朗さんに聞く 「徳山ダムの仕事はまさに地図にも、私の記憶にも残る仕事となりました」
このごろ 「殿ダム」・・・完成半歩前!
左岸所在 鳥取県鳥取市国府町殿地先  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯35度26分57秒,東経134度20分32秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  百谷(9km)

河川 千代川水系袋川
目的/型式 FNWIP/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積 75m/294m/2110千m3
流域面積/湛水面積 38.1km2 ( 全て直接流域 ) /64ha
総貯水容量/有効貯水容量 12400千m3/11200千m3
ダム事業者 中国地方整備局
本体施工者 鹿島建設
着手/竣工 1985/2011
ダム湖名 因幡万葉湖 (いなばまんようこ)
ランダム情報 【水特法関係】殿、水没総面積:64ha、水没戸数:22戸、水没農地面積:21ha、ダム等の指定年月日:H5.12.27、水源地域指定年月日:H11.2.22、整備計画の決定年月日:H11.3.24
【ダムカード配布情報】H28.7.1現在 (国交省資料より) Ver1.1
○殿ダム管理支所 8:30〜17:15(土・日・祝日を含む)
ダムカード画像コレクション
殿ダム Ver.1.1 (2012.12)
[協力:X-DAM]
リンク DamDrive・殿ダム
dashelo の 『さて、見にいこ。』・「殿ダム」見てきた。
ダムニュース/中国地方整備局で初めてのロックフィルダム 殿ダム完成式(ダム技術センター)
ダムニュース/鳥取市歴史博物館にて「殿ダム展」を開催(ダム技術センター)
ダムニュース/殿ダムウォーキング大会の開催(ダム技術センター)
ダムニュース/殿ダムウォーキング大会の開催とダム堤体の盛立完了(ダム技術センター)
ダムニュース/殿ダムの試験湛水を完了しました〜試験湛水によりダムの安全性を確認〜(ダム技術センター)
ダムニュース/殿ダム仮排水路工事起工式(ダム技術センター)
ダムニュース/殿ダム袋川転流式(ダム技術センター)
ダムニュース/殿ダム本体工事起工式(ダム技術センター)
ダムマニア・殿ダム
ダム好きさん【殿ダム】
ダム工事総括管理技術者会ホームページ・殿ダム
ひろしのダム発電所見学記・殿ダムと袋川発電所
ひろしのダム発電所見学記・殿ダム再訪
吉備の国 風景撮物帳・殿ダム
雀の社会科見学帖・殿ダム
殿ダム工事事務所(国土交通省中国地方整備局殿ダム工事事務所)
諸元等データの変遷 【07最終→08当初】本体施工者[→鹿島建設] 堤高[73→75] 堤頂長[277→294] 堤体積[2040→2029]
【08最終→09当初】堤体積[2029→2060]
【11最終→12当初】堤体積[2060→2110]

■ このごろ → このごろ目次
「殿ダム」・・・完成半歩前!

 
4月1日(土)、とあるダムが試験湛水で4月4日(月)には目標最高水位に到達するという情報をTwitterで聞きつける。 そしてインターネットでそのダムまでのルートを調べた。自宅から5時間51分で到着できることを知り、職場のシフト表を確認しその日が休めそうなことを確認。そして家族にも念のため許可をもらい、4月3日(日)はそわそわ仕事しつつ、4月4日(月)AM2:19ついに出発。

目指すは鳥取県鳥取市国府町殿。・・・そう殿ダムである。

鳥取は生まれて初めて訪れる土地。若干の緊張感と大いなる期待感を持って向かった。殿ダムまでは岡山県の川上ダムや鳥取県の三滝ダム・広岡溜池・百谷ダムを訪問。しかし三滝ダムでは手前2.2kmでユンボに道を阻まれあえなく断念。残念だが除雪作業が完全に終わってなかったようである。

殿ダムに行く直前、鳥取の隠れた名産品であるとこれまたTwitterで教えていただいた「とうふちくわ」を大量に買い込み、いよいよ殿ダムへ。


殿ダムへは袋川沿いに県道31号線を走行することになるが、その袋川では堤防の嵩上げ工事や川底の掘削工事が行われ、ダム建設と合わせて治水対策が行われていることを実感しながら殿ダムへと向かった。


市内中心部から20〜30分ほどで殿ダムに到着。市内からだと自然と下流側から堤体を見ることになるので、広い空間に巨大な堤体が見えると感嘆の声を漏らさずにはいられなかった。

話には聞いていたが殿ダムはまだまだ工事中の様相で、ダムに近づくには下流側はこれが精一杯で、洪水吐はもちろん天端すら近づけない状況だったのは残念だったが、またすべての工事が完了した暁には再訪したいと思った。

堤体の全体を体いっぱいに満喫した後は細部を見てみる。まずは殿ダム最大の特徴でもあるカスケード式の洪水吐。通常は滑り台のような洪水吐だが階段状になっている。これが殿ダムを見学したいと思わせた理由の一つだ。なお、洪水吐をカスケード式にすることで流れながら減勢の役割を担い、減勢池を小規模なものにできるのだそうだ。


思っていたよりも放流量が少ない気がするが、実は残念なことに訪れたこの日は満水位に達しておらず、洪水吐まであと80cmというところだったそうだ。実際には翌日4月5日(火)17:30に満水位に達したそうだ。残念だが致し方ない。


続いて上流に移動。左から選択取水塔・洪水吐・堤体。この選択取水塔もカスケード式の洪水吐と並び殿ダムを特徴付けるもので、サイフォンの原理で取水する「連続サイフォン式取水設備」を国内で初めて導入したのだそうだ。


カスケード式の洪水吐の原理はなんとなくは理解できるが、「連続サイフォン式取水設備」に関しては文系の私には理解できない面もあったので、ぜひ模型などで教えてほしいな、と個人的に思った。

今回の殿ダムは見学会が開かれたわけでもなく、極めて個人的に訪れたため、やや消化不良を起こしてはいるが、すべての工事が完了し洪水吐も間近に見れるようになったらぜひ再訪したいと思う殿ダム見学だった。

(H23.4.8、神馬シン)

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