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坂内川の上流にある神岳ダムから送られた水がこの川上発電所で、発電に使われた後、到達するのが川上取水堰堤です。
R303の旧道からは季節によっては木々の茂り方などもあり、少し見えにくい場所にあったのですが、土砂災害による国道の付け替え工事があって、通った折にこの取水堰堤に気付き、訪れることになりました。
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新緑の美しい頃に訪れた川上取水堰堤です。
満水で越流状態になっていました。
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右岸にゲートがふたつあります。 これは2門とも排砂門です。
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堤体の上部は排砂門のピアを除いてすべて越流部となっています。
右岸に堤体から少し離れて除塵スクリーンと取水口が見えています。
ここから取水した水は少し下流にある沈砂池を経由して広瀬発電所に届きます。
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堰堤へはR303から対岸に渡る橋が架かっているので、それを渡って右岸側から近づくことができます。
これは越流していない時に橋から見た堰堤です。
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堰堤に向かう道から見たところです。 後ろに写っている橋が新しくつけ替えられたR303の橋です。
川上取水堰堤は大正14年に竣工しました。
堤頂長 : 38.18m 堤高 : 5.91m
そういう理由ででダムとは呼べません。取水堰堤です。
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越流部は石張りが見事です。
中央を低くしてあるデザインはどのような効果を狙っての物なのかは解りません。
水流を川の中央に集めるための工夫かもしれません。
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排砂門です。 排砂門の間にも越流部があります。
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排砂門の意匠がこのように凝ったつくりになっていて、欧州の古城の一部のようです。
堰堤という物に込められた気持ちがこの美しい意匠から伝わってくるようです。
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越流していない時の写真です。このように板が立ててあります。
越流する時はこの板を乗り越えて水が流れます。
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