昨日から今日にかけて、ダム便覧のアクセス数が異常に増えた。こういうときはたいてい何か事件があったときだ。何があったのだろうと調べてみた。
まず、ダム便覧全体のアクセス数だが、最近だと1日1万5千程度だ。それが昨日は、4万1千あった。今日も、朝9時頃までで5千を超えている。
記憶によれば、過去の例としては、一番多かったのは早明浦ダムの渇水騒ぎ(平成17年9月)の時で、1日7万、2番目が、徳山ダムのカメラばあさんこと増山たづ子さんがなくなられたとき(平成18年3月)で、1日4万。今回は、これに並んで、過去2番目ということになる。
調べてみるとすぐわかった。「黒部の太陽」が、10月に主演中村獅童で舞台化されるというニュースが流れたためだ。「黒部の太陽」は、かつて石原裕次郎主演で映画になり、大ヒットした。昭和43年の映画公開から40年、黒部ダム建設のために掘削された「関電トンネル」の開通から50年の節目を迎えて、舞台化ということらしい。10月が楽しみだ。
裕次郎主演の映画の方は、今でも見たいという声が強い。しかし「生涯最高の作品だ」と語った裕次郎さんの遺志もあり、40年間、再上映やテレビ放送、DVD化されることもなく、たまにイベントの類で上映されることがあるのみで、一般にはほとんど見ることができない。今朝もダム便覧の読者からメールがあった。
「中村獅童さんの主演で『黒部の太陽』が舞台で演じられると聞いてびっくり。 それならなぜ黒部の太陽のDVDの発売を許可していただけないのか疑問です。何十年と見たい見たいと思っている私のような者の切なる希望を是非実現してください。」
DVDの発売も是非実現してほしいと思います。
(参考) 石原裕次郎と映画「黒部の太陽」 故郷 〜私の徳山村写真日記〜 渇水のとき、ダムは?〜平成17年・早明浦ダム〜
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