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治水計画の見直しにより益田川ダムの洪水調節容量は2,530千m3から6,740千m3となり、増加した洪水調節容量確保のためダム高を上げることが検討されたが、ダム高を既計画以上高くすると、上流に位置する美都町朝倉地区のほとんどが水没することとなり、ダム高変更への理解は得られなかった。
そこで、既計画のダム高の範囲内で必要な容量を確保するいくつかの方法を検討した結果、益田川ダムを治水専用ダムとし、不特定容量の確保方法として、益田川ダム地点より上流の支川波田川にある笹倉ダムを再開発することとした。不特定容量を確保するための笹倉ダムの再開発は、下流農地のほとんどが益田川ダムの貯水池となること、益田川下流は益田川ダムで防災機能を受け持つこと等から可能であった。 (益田川ダムについては、「益田川ダムの設計と施工 〜平常時は水を貯めないダム〜」を参照。)
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