これは、ひろ@様による投稿です。写真も、撮影者名が明示されていないものは、ひろ@様の撮影です。
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毎年6月1日〜7日の間は、厚生省により「水道週間」と定められ、水道についての理解と関心を高め、公衆衛生の向上と生活環境の改善を図るために全国の自治体や水道事業者を中心に、浄水場の見学など水道事業に対する啓発活動が行われています。 この期間中に、愛知県瀬戸市にある「馬ヶ城浄水場」の一般開放が行われるという情報を入手したので行ってきました。
馬ヶ城浄水場は昭和8年より給水を開始し、今でも立派な現役で瀬戸市民に美味しいお水を供給しています。
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ろ過池から奥に行くと、そこは森に囲まれた庭園のよう。 レトロな雰囲気の管理事務所、苔むした階段や石垣。 まるで昭和時代に戻ったかのような落ち着いた、癒しの空間がそこにはありました。
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(撮影:あつダム宣言!様) |
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それはさておき(笑)本日の真の目的はその奥に鎮座する「馬ヶ城ダム」、堤高16.6m、ダム便覧にもちゃんと載っているコンパクトな重力コンクリートダムです。 馬ヶ城浄水場は、普段は当然一般人立入禁止なので、この一般開放は馬ヶ城ダムを見ることができる数少ないチャンスとなります。
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ひとしきり癒された後、堤体脇の階段を上って天端のほうへ。 天端には職員の方が数名いて、見学者に施設について説明されておられました。
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通常、浄水場は川から100%取水をしていますが、川の水量が減ってくるとバックアップとして貯水池からの取水に切り替えるとのことです。 ただ、貯水池から取水した場合は、川からの取水に比べると味に違いがでるそうです。
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馬ヶ城浄水場は全国でも数少ない緩速ろ過方式の施設だけに、職員の方は水の味に自信を持っている、そんな思いを言葉の節々に感じました。
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堤体を後にして、管理事務所のほうへ行ってみました。
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(撮影:あつダム宣言!様) |
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事務所の中はちょっとした資料館になっていて、建設当時の写真や水道に関する古い器具など、貴重な資料が所狭しと展示されています。
なかでも気になった写真がコレ(笑)
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職員の方に聞いたところ、やっぱりコレはハリボテの鯉とのことでしたw
気がつけば日も傾き、もうすぐ一般開放終了の時間。 最後に未練たらしくもう1度右岸側から越流水を眺め、帰宅の途につきました。
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個人的には白くて巨大なコンクリートダムが好みだったのですが、 古くて苔むしたダムも味があっていいなぁと、新たなダムの魅力に目覚めた1日でしたw
余談ですが、この日は馬ヶ城ダムを見学できるとあって各地からダム愛好家の方々が瀬戸に集結していました(笑) この一般開放イベントは毎年水道週間中の日曜日に実施しているそうですので、ダムを見学したくなった方は来年の一般開放イベントに是非ご参加下さい。
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[関連ダム]
馬ヶ城ダム
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(2009年6月作成)
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