全項目表
 
ダム番号:1204
 
馬ヶ城ダム [愛知県](うまがじょう)



ダム写真

(撮影:声姫)
103703 だい
103707 だい
103536 中根義昭
103538 中根義昭
D-shot contest 入賞作品   →ダム便覧トップ写真   →フォト・アーカイブス [ 提供者順 / 登録日順 ]
どんなダム
 
落水が美しい
___
小さなコンクリートダム越流水はきれいなウロコ状の水紋を描いて落ち、美しい。コンクリートダムなのになぜこうなるかはよくわからないらしい。
[写真](撮影:中根義昭)
テーマページ 馬ヶ城浄水場一般開放見学レポート
Let's visit a historical dam  file.05  馬ヶ城ダム 「ダムガーデン」
左岸所在 愛知県瀬戸市馬ヶ城町  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯35度13分52秒,東経137度07分01秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  柳沢池(7km)  木瀬(10km)

河川 庄内川水系瀬戸川
目的/型式 W/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 16.6m/54.5m/6千m3
総貯水容量/有効貯水容量 200千m3/199千m3
ダム事業者 瀬戸市
本体施工者 ダム事業者直営
着手/竣工 /1933
リンク Dam's room・馬ヶ城ダム
dashelo の 『さて、見にいこ。』・馬ヶ城ダム、見てきた。
THE SIDE WAY・馬ヶ城ダム
サラリーマンの休日「ちょっと行ってくる」・馬ヶ城ダム見学
ダムペディア・馬ヶ城ダム
ダムマニヤ倶楽部・馬ヶ城ダム(2011/06/05)
雀の社会科見学帖・馬ヶ城ダム 見学 その1
馬ヶ城ダム(社団法人日本土木工業協会)
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】河川名[瀬戸川→裾花川]
【07当初→07最終】河川名[裾花川→瀬戸川]
【08最終→09当初】堤高[16.6→17]
【09当初→09最終】かな[うまがしろ→うまがじょう] 堤高[17→16.6]
【12最終→13当初】本体施工者[瀬戸市直営→ダム事業者直営]

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馬ヶ城浄水場一般開放見学レポート

これは、ひろ@様による投稿です。写真も、撮影者名が明示されていないものは、ひろ@様の撮影です。

毎年6月1日〜7日の間は、厚生省により「水道週間」と定められ、水道についての理解と関心を高め、公衆衛生の向上と生活環境の改善を図るために全国の自治体や水道事業者を中心に、浄水場の見学など水道事業に対する啓発活動が行われています。
この期間中に、愛知県瀬戸市にある「馬ヶ城浄水場」の一般開放が行われるという情報を入手したので行ってきました。

馬ヶ城浄水場は昭和8年より給水を開始し、今でも立派な現役で瀬戸市民に美味しいお水を供給しています。


ろ過池から奥に行くと、そこは森に囲まれた庭園のよう。
レトロな雰囲気の管理事務所、苔むした階段や石垣。
まるで昭和時代に戻ったかのような落ち着いた、癒しの空間がそこにはありました。


(撮影:あつダム宣言!様)
それはさておき(笑)本日の真の目的はその奥に鎮座する「馬ヶ城ダム」、堤高16.6m、ダム便覧にもちゃんと載っているコンパクトな重力コンクリートダムです。
馬ヶ城浄水場は、普段は当然一般人立入禁止なので、この一般開放は馬ヶ城ダムを見ることができる数少ないチャンスとなります。


ひとしきり癒された後、堤体脇の階段を上って天端のほうへ。
天端には職員の方が数名いて、見学者に施設について説明されておられました。



通常、浄水場は川から100%取水をしていますが、川の水量が減ってくるとバックアップとして貯水池からの取水に切り替えるとのことです。
ただ、貯水池から取水した場合は、川からの取水に比べると味に違いがでるそうです。


馬ヶ城浄水場は全国でも数少ない緩速ろ過方式の施設だけに、職員の方は水の味に自信を持っている、そんな思いを言葉の節々に感じました。


堤体を後にして、管理事務所のほうへ行ってみました。


(撮影:あつダム宣言!様)
事務所の中はちょっとした資料館になっていて、建設当時の写真や水道に関する古い器具など、貴重な資料が所狭しと展示されています。

なかでも気になった写真がコレ(笑)


職員の方に聞いたところ、やっぱりコレはハリボテの鯉とのことでしたw

気がつけば日も傾き、もうすぐ一般開放終了の時間。
最後に未練たらしくもう1度右岸側から越流水を眺め、帰宅の途につきました。


個人的には白くて巨大なコンクリートダムが好みだったのですが、
古くて苔むしたダムも味があっていいなぁと、新たなダムの魅力に目覚めた1日でしたw


余談ですが、この日は馬ヶ城ダムを見学できるとあって各地からダム愛好家の方々が瀬戸に集結していました(笑)
この一般開放イベントは毎年水道週間中の日曜日に実施しているそうですので、ダムを見学したくなった方は来年の一般開放イベントに是非ご参加下さい。

(2009年6月作成)



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Let's visit a historical dam 
file.05 
馬ヶ城ダム 「ダムガーデン」

by  『サラリーマンの休日「ちょっと行ってくる」』 zinzin

所在地: 愛知県瀬戸市馬ヶ城町
竣工年: 1933年
目的: 利水(上水)


瀬戸市の中心地からちょっと北、東大演習林の中に馬ヶ城ダムはあります。
昭和8年に作られた古い重力式コンクリートダムです。


 
 


つるつるのコンクリートのダムなのに、うろこ状の水紋が出る不思議なダム。
でもこれには理由があるのです。

 
 


東大演習林の中にあるダムといっても、そこは国道沿い、住宅街の奥に浄水場はあります。

 
 


門から入っていくと、水路に沿って整備された敷地が続きます。

ちなみに、この馬ヶ城は”うまがしろ”ではなく、”うまがじょう”だそうです。

 
 


しばらく進むと管理事務所の建物と、立派な庭園があります。
手前の水路には、魚やスッポンなどがいました。

 
 


事務所はとてもレトロでかわいい事務所です。
できた当時からの建物なのでしょう。

 
  
 


さらに進んでいくと、ダム本体が見えてきます。
綺麗に整備された庭園の中にあるような感じです。

 
 


堤高は16.6m、堤頂長54.5m。
ダムとしては小さなダムになりますが、この越流が有名です。

 
 


うろこ状に水紋が出る理由は”苔”、馬ヶ城ダム敷地内の殆どの場所に生えています。
ダムの提体にもこの苔があり、提体面に凸凹ができ、石積みのダムのような水紋が出るのです。

 
 


小さなダムなので天端も狭く、短いです。
今日は越流していますので、お水はいっぱいになっています。

 
 


ダム湖は森に囲まれていて静かですが、森のすぐ向こう側には住宅があります 不思議な感じがします。

 
 


上から越流を見ると、水の流れがスローモーションのように見えます。
水量の迫力こそありませんが、この水紋は誰もがうっとりするでしょう。

 
 


ダム湖にはここから東にある猿投山と三国山から導水路を経て浄水場に、供給されています。馬ヶ城ダムに貯められた水は水不足時に使用されています。

水道用の水が足りていて、ダム湖の水が少なくなると、この写真のように、ダム湖に水が入ります。



ずっと見ていても飽きの来ない越流の馬ヶ城ダム。

そのダムは緑に囲まれて佇んでいました。
緑に守られていることで、綺麗な越流を見せてくれます。
その自然は、瀬戸市水道局の皆さんの整備により保たれています。
自然と共存した結果、美しい越流になった馬ヶ城ダム。いつもは立ち入り禁止ですが、年に一度一般に開放しています。
皆さんも一度見てはいかがでしょうか?

(2009年9月作成)


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