[テーマページ目次] [ダム便覧] [Home]


伐採木の堆肥化(笛吹ダム)

 建設工事などにより発生した伐採木については、従来焼却処分されることが多かったが、笛吹ダムでは、環境への負荷軽減を目的にして、建設工事により発生した杉、ひのきなどの伐採木をチップ化し、堆肥化して法面緑化の基盤材として再利用している。以下は、その状況を紹介するものです。作成にあたっては、基礎資料として、「笛吹ダムの拡張レア工法 −ダンプ直送+9.5t軌索式ケーブルクレーン −」(第54回ダム施工技術講習会テキスト)を使用した。
■堆肥化作業

 伐採木を一次破砕二次破砕によりチップ化、それに発酵菌群などを添加してチップを仕込み、切り返しなどを行いながら熟成させて堆肥化する。

 平成14年度に、伐採木約2700m3を堆肥化。堆肥が完成するまでに約6ヶ月。最終的に1430m3の堆肥ができた。


一次破砕

切り返し
■堆肥の利用

 10mm以下の小さな堆肥は、工事用道路、原石山などの法面吹きつけの基盤材として利用し、10mm以上の大きな堆肥は土捨て場の表土として利用する。
法面吹付

生育状況(吹付後3ヶ月)
[関連ダム]  笛吹ダム
(2003年12月作成)
ご意見、ご感想、情報提供などがございましたら、 までお願いします。
[テーマページ目次] [ダム便覧] [Home]