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ダム番号:775
 
大石ダム [新潟県](おおいし)



ダム写真


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どんなダム
 
流木をチップ化しカブトムシの繁殖を図る
___ ダム湖にたまる小さな流木を、チップに加工して、カブトムシの自然繁殖の環境作りに2003年から乗り出し、流木のリサイクルを目指す。ダム近くのオートキャンプ村の昆虫ゾーンの一角に、チップを約50センチの厚さに敷き詰めた。カブトムシの幼虫が、チップを食べながら成長するという。
大したもん蛇
___
ダムのそばの西俣トンネルにわらで作った「大したもん蛇」という大きな蛇がつるしてある。関川村に伝わる伝説に由来するという。8月28日には、「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」があり、この蛇が村内をねり歩く。長さ82.8m、世界最大の御輿。
[写真](撮影:ふかちゃん)
シリーズ ダム百選 投票から
第 1 回  『 もう1度行きたいダム 』
■ 関川村は温泉がたくさんある、あこがれの城下町なので良いと思います。 (11〜20歳 男)

第 16 回  『 家族で行きたいダム 』
■ 大石ダムは、予約をすれば土日でも監査廊見学ができるダム。周辺には、小動物や、ミニSLなどがある公園、ほかにも植物園やキャンプ場があり、1日中遊べるダムだからです。 (OK@)
テーマページ 大したもん蛇まつり
ダムツーリング -ダムの細道・東北-
左岸所在 新潟県岩船郡関川村大字大石地先  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯38度01分52秒,東経139度34分01秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  胎内第2(6km)  鷹の巣(6km)  岩船(8km)  胎内川(元)(8km)  胎内川(再)(8km)

河川 荒川水系大石川
目的/型式 FP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 87m/243.5m/400千m3
流域面積/湛水面積 69.8km2 ( 全て直接流域 ) /110ha
総貯水容量/有効貯水容量 22800千m3/17800千m3
ダム事業者 北陸地方建設局
本体施工者 前田建設工業・佐藤工業
着手/竣工 1970/1978
ダム湖名 おおいし湖 (おおいしこ)
ランダム情報 【ダムにいる鳥】国土交通省「河川水辺の国勢調査」(2004)
カイツブリ、アオサギ、コハクチョウ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カワアイサ、ミサゴ、ハチクマ、トビ、オジロワシ、オオワシ、オオタカ、ツミ、ハイタカ、ノスリ、サシバ、クマタカ、イヌワシ、ヤマドリ、コチドリ、キジバト、アオバト、ジュウイチ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、コノハズク、アオバズク、フクロウ、ヨタカ、ヤマセミ、アカショウビン、カワセミ、ブッポウソウ、アオゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ミソサザイ、コマドリ、ノゴマ、コルリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、トラツグミ、クロツグミ、シロハラ、ヤブサメ、ウグイス、メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、ノジコ、アオジ、クロジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、ウソ、イカル、スズメ、カケス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハジロカイツブリ、サンコウチョウ、アカエリカイツブリ、ホシガラス
【ダムカード配布情報】2024.8.2現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver1.2
○大石ダムインフォメーションハウス及び大石ダム管理支所 9:00〜17:00(土・日・祝日を含む)※冬期間(12月〜4月第一週まで)は大石ダムインフォメーションハウス閉館のため管理支所にて配布します。
ダムカード画像コレクション
大石ダム Ver.1.0 (2007.07)
大石ダム Ver.1.1 (2017.01)
大石ダム [羽越水害50周年記念]
リンク DAM Photographer・さて大石ダム・・・
DAM Photographer・気に入った・・・
Dam's room・大石ダム
kazu_ma’s WALKING-DIARY・大石ダム
THE SIDE WAY・大石ダム
ウィキペディア・大石ダム
ダムマニア・大石ダム
水力ドットコム・大石発電所
参考資料
■大石ダムの建設について:佐藤安衛・土田和男
【ダム日本 No.409(S53.11)】
■大石ダムの施工について 関東地方建設局品木ダム水質管理所 所長 佐 藤 安 衛
【第5回ダム施工技術講習会(S54.06.27)】
■大石ダム建設における関川村の観光への取組みについて:近正七
【ダム日本 No.477(S59.7)】
■大石ダムを観光拠点に村おこし /鈴木久司
【ダム日本 No.596(H6.6)】
関連書籍 ■建設省羽越工事事務所 『大石ダム工事誌』 建設省羽越工事事務所 1980
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】左岸所在地[岩船郡関川村大字大石→岩船郡関川村大字大石地先] 河川名[大石川→榛名白川] 着手[1968→1970] 竣工[1980→1978]
【07当初→07最終】河川名[榛名白川→大石川]
【12最終→13当初】本体施工者[前田建設・佐藤工業→前田建設工業・佐藤工業]

■ テーマページ → テーマページ目次

大したもん蛇まつり

 大石ダムのある新潟県関川村は、「大したもん蛇まつり」で知られる。「竹とワラで作られた世界一長い大蛇」として2001年にギネス社から認定された大蛇が約500人の担ぎ手によって担がれ、約6,000人の観客を魅了するというまつり。そのあらましを紹介する。
 なお、基礎資料として、北陸地方整備局羽越河川国道事務所大石ダム管理支所 伊藤和弘「大石ダム 水源地域ビジョンについて〜ふるさとの食が彩る出会いと発見〜」(第59回水源地問題実務講習会)の講演資料を使用した。


■「せきかわふるさと塾」の塾生が発案

 人材育成を目的に村が開塾した「せきかわふるさと塾」の塾生が、それまで村民全員が楽しむ村全体のまつりがなかったことから発案、1988年からはじまった。

 見所は、羽越水害の8月28日にちなんで長さ82.8m重さ2tの大蛇を担いで、村内を練り歩くユニークで豪快な大蛇パレード。大蛇は頭部を除き54個に分かれ、これは竹とワラを材料にして村の54集落が分担して創作したもので、大蛇は村民融和のシンボルとなっている。

 この祭に使われる大蛇は、2001年にギネス社から「竹とワラで作られた世界一長い大蛇」として認定された。

 大石ダムの天端を渡ると、ダムの左岸側、すぐそばにトンネルがある。ここには、すでに引退した大蛇が展示されている(大蛇は3年程度で新調されている)。今は頭部だけの展示になっているようだが、ギネスに認定された大蛇を間近にして、見学が可能だ。


■なぜ大蛇か?

 村には「大里峠」という大蛇にまつわる伝説があり、この伝説は一説によれば、大水害を物語りにしたものと言われている。また、1967年8月28日に発生し、多くの犠牲者を出した羽越水害を忘れないようにと大蛇の長さは82.8mとなった。
 「大里峠伝説」と「水害供養」の二つをテーマにして8月28日近傍の休日にまつりを行っている。

「大里峠伝説」

 禁断の蛇の味噌漬けを食べた若い妻が、蛇に化身され、やがて大蛇となって、自分の住む場所を作るため、荒川をせき止め、関川村を大きな湖にする計画を立てる。しかし、その話を聞いた琵琶法師は、自らの命と引き替えにその計画を村の人達に事前に伝え、大蛇は村人によって退治されてしまうという物語。
 大里峠は、山形県へと通ずる街道にある峠の一つ。


(2012年3月作成)


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