ダムの日本画で知られている南保理沙子が、美大を卒業するようで、このたび、卒業制作展に出展している。平成25年2月21日から3月3日まで、東京乃木坂の国立新美術館で、「平成24年度第36回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展」。主催は東京五美術大学(多摩美術大学・女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学)。
ダムを描いた日本画だと言うことで、見に行ってきた。かなり大きなスペースで、大学別に多数展示してある。大作がが多く、若者の意欲と熱気が感じられた。
女子美大の展示ルームに入って、少し中ほどに南保さんの絵があった。かなり大きなもので、アーチダムを下流直下から見た大胆な堂々とした構図。タイトルは「Mother」。赤いゲートが目に入ってくる。色は全く違うが、形からは天ヶ瀬ダムを描いたように見えるが、どうだろうか。
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この展示会にはもう一つ、ダムの絵があった。こちらはすぐに黒部ダム(栃木県)だとわかった。ダムの写真を撮る人は多いが、絵を描くのは珍しい。もっとたくさんの人がダムの絵を描いてくれたらいいのにと思う。南保さんはこの分野のパイオニアだ。
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