《大保脇ダム沢処理工》
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大保ダムでは、大保川本川に建設される本ダム(重力式コンクリートダム)と左岸低標高尾根部を締切る脇ダム(ロックフィルダム)の2ダムを建設する計画になっている。脇ダム近くの沢部の止水処理対策のために建設される構造物は、台形CSG構造であり、これは永久構造物としては日本初の台形CSG構造物である。
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脇ダム近くの沢に貯留水が浸透すると、脇ダム下流へ漏水が発生し、安全性を損なうおそれがあるため、止水処理のために沢処理工が計画された。沢処理工に台形CSG構造が採用されたのは、他のダムタイプよりも経済性で優位であったこと、また、台形CSGダムとして今後建設が予定される億首ダムの施工方法の確立をはかることによる。
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