ISO14000は、組織活動が環境に及ぼす影響を最小限にくい止めることを目的に定められた環境に関する国際的な標準規格です。1947年に設立された非政府間国際機関、国際標準化機構(ISO:International Organization for Standarization)により定められたものです。環境マネジメントシステムに関する ISO14001 / 14004 を始め、環境監査に関する ISO14010 / 14011 / 14012 などから構成されますが、代表的なものは1996年に発行された ISO14001 です。これは、企業が環境方針と環境目的を明確にし、自らの活動や製品・サービスが環境に及ぼす影響を管理・改善することによって、健全な環境パフォーマンスを達成することを目的とした環境マネジメントシステム(EMS)に関する規格です。環境マネジメントシステムは、いわゆるPDCAサイクル、すなわちPLAN(計画)、DO(実施・運用)、CHECK(監視・是正)、ACTION(見直し・改善)により構成されています。 規格に適合していることについて、第三者の審査機関による認証登録制度があり、(財)日本適合性認定協会に登録された審査登録機関(平成14年12月現在35機関)が審査登録活動をしています。 最近ダムの建設事業でも、環境マネジメントシステムを取り入れるところが出てきており、認証を受けているものもあります。(→日本のダム:ISO)
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