稲葉ダムでは、ダム堤体の左右岸に弱い地層があったため、造成アバットメントを構築することによって地盤の安定を図っており、従来工法に比べて建設費用の削減や工期の短縮を実現している。そのあらましを紹介する。
稲葉ダムは、平成15年度に本体工に着手、平成18年6月末現在で堤体積の約66%のコンクリート打設が完了している。
作成に当たっては、基礎資料として、大分県竹田ダム建設事務所建設課 井形 徹、長谷川 浩司「稲葉ダムの設計と施工について−傾斜型造成アバットメントと貯水池CSG遮水工−」(第59回ダム施工技術講習会講演)を使用した。
|
|