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■造成アバットメント
ダム堤体の左
右岸
の地盤に堤体の重さに耐えられない地層が部分的に存在した。これに対処するために、従来工法の箱形
地中連続壁
などによれば、工期の長期化、多大なコストなどが問題となるものと考えられた。そこで、新しい工法である
造成アバットメント
工法を採用した。
なお、造成アバットメント工法については、標準型と傾斜型があるが(
「造成アバットメント工で自然改変を低減(石井ダム)」
を参照)、これは傾斜型である。
【造成アバットメントの施工】
温度応力
に対応するため、
造成アバットメント
を上下流方向に3分割して
打設
した。1ブロックあたりの上下流方向の長さは約15m。各ブロック間には幅約1.5mのスロットジョイントを設け、膨張
コンクリート
で間詰めして一体化を図る計画としている。
左岸
造成アバットメント
打設
状況
右岸
造成アバットメント
打設
状況
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