小丸川発電所上部ダムは宮崎県児湯郡木城町に位置し、ともにロックフィルダムである主ダム(大瀬内ダム)と副ダム(とかなすみダム)とによって一つの調整池を形成し、調整池は純揚水式の小丸川発電所の上部貯水池となる。調整池はアスファルト全面表面遮水壁型である。その監査廊の建設に当たっては、逆U字型のプレキャストコンクリート部材を製作し、型枠の変わりに使用することで、工期の短縮が図られた。
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■監査廊に要求される機能と計画
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監査廊は、ピンクの線のように調整池の底面に設置しており、全周は約1750mにもなる。 |
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■プレキャスト部材の使用
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監査廊の施工性の向上のために、逆U字型のプレキャストコンクリート部材を製作し、型枠の変わりに使用することで、内空部施工に「バラセントルなどの大規模な型枠や支保工設置の手間」を省くことができ、「工期の短縮」を実現した。 |
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監査廊のプレキャストコンクリート部材の配筋は、施工の状況に応じて2種類製作して使い分けた。 |
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■施工状況
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■工期の短縮
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工程比較(9m /1サイクル当り)。監査廊の内空部の構築に際して、プレキャストコンクリート部材を使う事によって、従来のバラセントルによる施工よりも、工程が短縮できた。監査廊9mあたりの構築について、11日が6日に大幅短縮。 |
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[関連ダム]
大瀬内ダム
かなすみダム
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(2003年8月作成)
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