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X.Glen Canyon Dam

1.ダム関連情報

1−1.ダム諸元

ダム名(英語)Glen Canyon Dam
ダム名(日本語)グレンキャニオンダム
アメリカ堤高順位4
堤高(feet)710
堤高(m)220
堤頂長(feet)1,560
堤頂長(m)480
形式アーチ
竣工年1966
所在州Arizona
ダム事業者Bureau of Reclamation
河川Colorado River
ダム湖名(英語)Lake Powell
ダム湖名(日本語)パウエル湖

1−2.ダム・発電所見学ツアー情報

「Glen Canyon Dam Tour」 $5(大人1名) 45分

1−3.オプショナルツアー情報

グレンキャニオンダムを単独で見学するツアーは無いです。しかし、ラスベガスから出発する「アンテロープキャニオン日帰りツアー」の行程表には「グレンキャニオン・ダム・ビジターセンター見学」と記載がありました。
しかし、見学の行程は1時間未満と思われ、しかも夏期はその行程は「ホースシューベンド」の観光に代わっていました。

1−4.ダムへのアクセス情報

レンタカー利用の場合、ラスベガス市内から約4時間45分。


A:ラスベガス市内
B:フーバーダム
C:グレンキャニオンダム
※中央緑色部分がグランドキャニオンになります。
2.見学記

私は、サンフランシスコでのダム巡りでは、ツアーなどが存在しなかったため、やむを得ずレンタカーを利用しました。
それでもやはり、渡航前は海外のレンタカー利用はかなりの不安がありましたので、もしオプショナルツアーがあるのであれば、それを利用したいという思いがありました。
しかし、前述の通り、夏期の「アンテロープキャニオン日帰りツアー」においては、グレンキャニオンダムを訪れません。
各社に問い合わせてみましたが、ダム前のブリッジを通る時にチラッと見れる程度で、立ち寄りはしないという回答でした。

しかし、1社だけ「アンテロープキャニオン日帰りツアー」においてグレンキャニオンダムに立ち寄るという回答がありました。せっかくなので、ダムだけでなく、アンテロープキャニオンも見ておきたかったので、とりあえずそちらに申し込むことにしました。
しかし、行程上グレンキャニオンダムでの滞在は1時間程度。どうせなら、ダム見学ツアーにも参加してみたいし、もっと長い時間見学したいという思いがありました。
都合が良いことに、そこの会社はプライベートチャータープランというのがあり、追加料金は必要でしたが、行程を自由に変更できるプランがありました。それを利用することにしました。
通常の行程では、グレンキャニオンダム、ロウアーアンテロープキャニオン、アッパーアンテロープキャニオン、ホースシューベンドを見学するのですが、アッパーアンテロープキャニオンの見学を無くして、グレンキャニオンダムの滞在時間を多くしてもらいました

見学当日、ツアーの開始は5:00でホテルに迎えが来ます。ラスベガスからかなりの距離があるため、朝がかなり早いです。




ラスベガスから2時間ほどで、ハリケーンという街で途中休憩があります。



ラスベガスからレンタカーで行く場合、この街で給油・休憩したほうがよいです。(この街の前後はお店などが皆無のため。)



ラスベガスを出発してから、おおよそ4時間、グレンキャニオンダムのビジターセンターに到着です。



まずは受付で見学ツアーの申込をします。こちらはガイドさん(日本人)が対応してくれました。ダム見学ツアーは定員があり、かつ事前予約が出来ません。日曜日ということもあり、参加できるか不安でしたが、9:30開始のツアーに参加出来ることになりました。
ダム見学ツアーの料金は、今回参加しているオプショナルツアーには含まれていないため、自費でお金を払います。ちなみにダム見学ツアー料金およびギフトショップでの支払にクレジットカードを使用するには、パスポートの提示が必要でした。パスポートは車内に置いてきてしまったので、現金で支払いました。




そして、ツアー開始まで時間がありましたので、しばし見学。ガラス越になりますがダムの堤体が見えます。圧巻です。かなり感動しました。



天端に人が見ます。個人ツアーの1回が最大20人であることを考えると、それより多いので団体でのダム見学ツアーと思われます。



そしてまもなく、ツアー開始時間。これがツアーのチケットです。



これは、使いまわしで回収されます。そのためかなりヨレヨレです。



セキュリティチェックがあります。こちらかなり厳しいので注意。ガイド誌の情報ですが、カメラ、財布、水以外は持ち込み不可のようです。バッグも持ち込み不可なので注意が必要です。



ツアー終了後、ここでシアターを観ることができます。



さて、今回のダム見学ツアーのガイドさんです。とても気さくな方でした。



エレベータに乗り込みます。



エレベータを降りました。うーん、ここでは何を説明していたかな。当然英語です…



このような通路を歩きます。



そして、天端への扉が。



天端です。コンクリートバケットや、水車などが展示されていますが、天端にこれらがあるのはかなり珍しいのではないでしょうか。ここで説明を受けます。ちなみに天端は車道ではありません。また、ダム見学ツアーに参加しないと進入できないようです。



コンクリートバケット。大きい!



ブリッジも見えます。



天端から堤体を。



説明を受けます。



天端よりダム下を。



水車背面より。



こちらも説明を受けます。
ちなみに外はかなりの灼熱で、気温は摂氏36度だったらしいですが、もっとあるように思えました。セキュリティチェックを考慮して、帽子は車に置いてきたのですが、帽子はOKのようでした。



説明板。



説明は続きます。



説明はさらに続きます。



説明はさらにさらに続きます。



パウエル湖です。とてもキレイです。かなり暑いですが、雲一つ無い晴天です。ちなみに6月期の平均降水量は、ほんの数ミリなので、まず天気の心配がいらないというのも、かなり恵まれています。



天端の先は、途中で柵がありました。



天端の中央付近に移動です。



天端の中央付近からのブリッジです。



天端の中央付近からのダム下です。



そして中に入り、このエレベータに乗り込みます。



エレベータで下に降り、通路を歩きます。



ここで立ち止まって説明をしていましたが…、正直わかりませんでした…、なんだったのでしょうか…



説明が終わり、さらに進むと



ダム下に来ました!



ダムを見上げます。



ブリッジも見えます。ダムも良いですが、ブリッジも良いですよね。ブリッジ下は発電所の建物です。



そして通路を渡ると



発電所入り口です。



発電所に入りました。



ガラス越しですが、発電機が見れます。







展示物もいくつかありました。



ミニアニメーション?もありました。



ここでツアー終了。戻ります。



戻り道には、「THANK YOU FOR VISITING GLEN CANYON DAM」と。



ビジターセンターに戻りました。ここはギフトショップです。いくつか購入しました。



そして、ここのビジターセンターは、展示がかなり充実しています。















Dam IQクイズなど、その他。











ビジターセンターには展望台もあり、ガラス越しではなく、ダムを見ることができます。



天端の水車やコンクリートバケットも良く見えます。



ダムの碑。



そして、ビジターセンターを出ると、外にも水車が。



看板です。



近くには、変電所が見えます。



そして、ブリッジへ向かいます。ガイドさんのはからいで、車は向こう側で待機していただけるそうで、往復はしなくて済みました。ブリッジは見ての通り、金網で覆われています。



金網隙間からの撮影。正面から見れます。



ダム下。こちらは金網が写ってしまっていますが…



そして、金網がない部分がありました。



金網無しの部分からのの撮影。



ブリッジを渡り終えました。



このあとは、ツアー行程のロウアーアンテロープキャニオンに行きました。グレンキャニオンダムから近いので、ここまで来たら見ておくべきでしょう。



また砂漠地帯に異質な火力発電所が近くにありました。
アンテロープキャニオンを見終わったら、昼食です。本来はガイドさんが指定したお店となります。しかし、実は事前調査で行ってみたいお店がありました。「Dam Bar & Grille」というお店です。一応だめもとで依頼をしてみたら、幸運にもツアー会社からの許可がでて、行けるとこになりました。
お店はグレンキャニオンダムやロウアーアンテロープキャニオンから近い場所にあります。




お店に着きました。「DAM PLAZA」とあります。「Dam Bar & Grille」は「DAM PLAZA」内にある複数あるお店の1つと思われます。



「Dam Bar & Grille」の看板です。



メニューです。ランチ用のようです。「DAM BAR」と記載されています。実はこのお店、ホームページがありメニュー内容が載っています。そして注文したのは一番気になっていた「Dam Big Burger」です。



店内には、グレンキャニオンダムに関する写真展示がありました。






そして、なんと店内の奥の壁がダム(おそらくグレンキャニオンダム)になっているのに途中で気がつきました。それはガイドさんが気づいて教えてくれました。ガイドさんは何回か来ているようですが、壁がダムになっていることをこの時点で初めて知ったようです。



他にもこのようにグレンキャニオンダムがデザインされている場所がありました。



ただ店内に何台もテレビがあるのですが、その映像はダムではなく、サッカーの試合が流れていました。



注文した「Dam Big Burger」がきました。かなりボリュームがあります。また、これは特にダムを模しているわけではなさそうです。突き刺さっているナイフでバーガーを切ると食べやすいです。



そして昼食後は、最後の行程、ホースシューベンド(HorseShoe Bend)です。こちらも絶景で近くですので寄るとよいでしょう。名前の通り、馬蹄形に見えるかと思います。(柵が無いので転落注意!)
3.まとめ

ダムがカッコイイ、ダム見学ツアーあり、資料館も充実、近隣にダムをモチーフにした飲食店ありと、かなりおすすめなダムです。
ただ、ラスベガスからレンタカーで行くとなると、片道4時間以上はかかります。一応ほとんどが一本道で難易度は高く無いとは思いますが、結構大変かも知れません。

私は、今回オプショナルツアーを利用しましたが、ガイドさんにはとても良くしていただきました。

ガイドさんが言っていましたが、ダムに重点を置いたツアーは今まで無かったと。それにも関わらず、ガイドさんのサービスは満足がいくものでした。
また、ダムについて質問されたり、ダムについてお話が出来ましたした。そして、ビジターセンターにてグレンキャニオンダム周辺のダム写真が載っている展示物をご自分のスマートフォンで撮影していたようで、その後の行程でそれを指しながら「このダムかっこいいよねぇ」とおっしゃており、ダムの魅力が少しわかったようにも思えました。

値段的には高上がりになりましたが、このような経験が出来たので、私としては良かったと思っております。


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