会長挨拶

2017年 会長年頭挨拶
一般財団法人 日本ダム協会 会長
宮本 洋一

昨年を振り返りますと、台風7,9,11号が相次いで北海道に上陸し、台風10号はUターンして東北地方を太平洋から日本海に抜けるなど過去に無い進路を取る台風が続きました。また、熊本県熊本地方では震度7の地震が二度発生するなど、予期せぬ自然の猛威を見せつけられた一年でした。これらの災害で被災された方々に改めて心よりお見舞いを申し上げるところでございます。

このような自然災害の猛威から国民の命と暮らしを守り、経済活動の基盤を維持していくことが如何に重要であるかを再認識し、防災・減災の観点に立った社会基盤整備の必要性を強く感じています。

我が国は、厳しい財政事情下ではありますが、東日本大震災からの復興をはじめとして、地方創生や国土強靭化をはかるため、インフラのストック効果を多くの人々に理解してもらう必要があります。

なかでもダムは治水、水資源開発やエネルギーの確保などの面で非常に有効な手段であるとともに、国民の安全・安心な暮らしを守り、社会経済活動を支える重要な社会基盤であります。

ダムの検証を終えて、本体工事に着手するダムも増えております。当協会と致しましてもダム事業の重要性について、一層のご理解をいただきますよう努めてまいります。また、地球温暖化に伴う気候変動の影響や既設ダムを有効利用した再編・再開発、インフラの老朽化対策などの調査研究を進めるとともに、新技術の開発やダム施工技術の更なる向上に引き続き努力してまいりたいと考えております。

今後とも関係する皆様方と緊密な連絡を取りながら、各種の活動を通じて、ダム事業の健全な発展に寄与してまいる所存です。

引き続き関係各位のご支援、ご協力をお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。