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全項目表
ダム番号:1329
長良川河口堰
[三重県](ながらがわかこうぜき)
ダム写真
(撮影:ToNo)
066818 さんちゃん
066826 さんちゃん
105606 だい
019595 ToNo
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D-shot contest 入賞作品
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提供者順
/
登録日順
]
どんなダム
塩水のそ上を防止
___
長良川河口堰の役割は、その設置によって塩水のそ上を防止し、塩害を生じることなく川底を掘り下げることを可能にし、洪水を安全に流下させる。一方、堰上流が淡水化され、堰に貯留された水を水道用水や工業用水に利用可能とするもの。
論争を生む
___
建設にあたっては、堰の役を利を評価し、早期の機能発揮を求める声がある一方で、サツキマスなどの自然環境に悪影響があるとして反対意見もあり、地元にとどまらず全国的に活発な論争を生んだ。その過程で、建設差し止め訴訟の提起、円卓会議の開催、朝日新聞と建設省の論争など、様々な出来事があった。公共事業を巡る代表的な紛争かもしれない。
魚道がある
___
呼び水式
魚道
、ロック式魚道、せせらぎ魚道の3種類の魚道がある。日本の魚道の代表例か。呼び水式魚道の様子は観察室から見ることができる。
[写真]
(撮影:Dam master)
テーマページ
ダムインタビュー(73) 横塚尚志さんに聞く 「治水の中でダムがどんな役割を果たしているか きちんと踏まえないと議論ができない」
「理の塔、技の塔」 〜私説・戦後日本ダム建設の理論と実践〜 (12) 最終回 河川環境重視と国民に開かれた河川・ダム行政
ダムインタビュー(26) 竹村公太郎さんに聞く 「未来を見通したインフラ整備が大事で、ダムの役目はまだまだ大きいですよ」
ダムインタビュー(56) 近藤徹さんに聞く 「受け入れる人、反対する人、あらゆる人と話し合うことでダム建設は進められる」
ダムインタビュー(77) 毛涯卓郎さんに聞く 「ダムを造る人達はその地域を最も愛する人達」
第3回 D-shot contest 受賞作品
左岸所在
三重県桑名市長島町十日外面
[Yahoo地図]
[DamMaps]
[お好みダムサーチ]
位置
北緯35度04分47秒,東経136度41分49秒
(→
位置データの変遷
)
[近くのダム]
山村
(7km)
伊坂
(8km)
河川
木曾川水系長良川
目的/型式
FWI/堰
堤高/堤頂長/堤体積
8.2m/661m/千m
3
流域面積/湛水面積
1985km
2
( 全て直接流域 ) /ha
ダム事業者
水資源開発公団一工
本体施工者
大成建設・鹿島建設・五洋建設
着手/竣工
1968/1994
ランダム情報
【ダムカード配布情報】
2024.8.2現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です)
Ver1.1
○長良川河口堰管理所 9:00〜17:00(土・日・祝日を含む。年末年始(12/29〜1/3)を除く。)平日は管理所3階受付で配布しています。土・日・祝日は管理所正面玄関横インターホンを押してください。
ダムカード画像コレクション
長良川河口堰
Ver.1.0 (2012.04)
長良川河口堰
Ver.1.1 (2015.11)
リンク
おぼえがき・長良川河口堰
ダムカード(水資源機構)・長良川河口堰
ダムの風景・長良川河口堰 その1
ダムの風景・長良川河口堰 その2
ダムの風景・長良川河口堰 その3
ダムマニヤ倶楽部・長良川河口堰
ダム好きさん【長良川河口堰】
ピンクのうさぎ ダムめぐり・長良河口堰の閘門ゲート
ピンクのうさぎ ダムめぐり・長良川河口堰
雀の社会科見学帖・長良川河口堰見学 その1
長良川河口堰ホームページ(水資源機構長良川河口堰管理所)
参考資料
■長良川河口堰の建設 −環境対策と魚道− 水資源開発公団長良川河口堰建設所長 中 村 稔
【第25回ダム施工技術講習会(H01.07.20)】
諸元等データの変遷
【05最終→06当初】
かな[ながらがわかこうぜ→ながらがわかこうぜき]
【06最終→07当初】
左岸所在地[桑名市長島町駒江→桑名市長島町十日外面] 河川名[長良川→大井川]
【07当初→07最終】
河川名[大井川→長良川]
【10最終→11当初】
堤高[→8.2]
【12最終→13当初】
本体施工者[大成・鹿島・五洋→大成建設・鹿島建設・五洋建設]
■ テーマページ(抄)
→
テーマページ目次
ダムインタビュー(26)
竹村公太郎さんに聞く
「未来を見通したインフラ整備が大事で、ダムの役目はまだまだ大きいですよ」
朝日新聞への公開質問状をネットに公開
中野:
そういう事も関係しているのでしょうか?朝日新聞のコラム欄「窓」に掲載された「建設省のウソ」という記事について、公開質問状を出され、インターネット上でやりとりを全文公開されたということにつながるのでしょうか?
竹村:
これまで、長良川河口堰では色々マスコミに書かれました。マスコミ記事はミスをして、ミスがわかったとしても、訂正文というのはすごく小さい記事で、見えないくらいです。抗議文を出しても結局それは無視されてしまいます。「建設省のウソ」という記事については、ひどい言い方をした訳だし、看過すことができずきちんと対応しようと思ったのです。
相手が単にやじをとばすぐらいなら無視したかも知れませんが、天下の朝日新聞の一面だったのできちんと対応しないとまずいと考えました。朝日新聞でも紙面は限られています。その紙面では十分なやり取りが出来ないから、インターネットでやりませんかと申し入れたら、やりましょうということで始まったのです。当時の横塚開発課長にもご苦労をかけながらやった訳です。実際は、補佐連中が文章を書いたのですが、みんな真面目に良い文章を書きました。
中野:
私も読ませていただきました。
竹村:
ある時、部署が違う朝日新聞の関係者の方から、竹村さん、良い文章をきちんと書いてますね。どなたか弁護士さんを雇っているのですか、と聞かれました。感情的にならず、きちんと論理的に、自分たちはこうだ、こういうデータに基づいている、と言いたいことをていねいに書いていたからでしょうね。私は「あれは全部、補佐たちが書いているんですよ」というと心から驚かれていました。
中野:
それで、こうした公開討論が始まりましたが、役所の先輩とか政治家とか、いろんな方向から何か言われませんでしたか。
竹村:
先輩方はみんな心配しましたね。竹村、大丈夫かと。そう言われても困りました。大丈夫かどうかは考えなかった。「建設省のウソ」のコラムを、私は放置できなかったのです。
最後は一方的な打切り宣言で、唐突な幕切れに
中野:
竹林征三さんにお話を伺った、長良川のアユの事が
ダム日本
の五月号に載っていますが、やはり記事の元になった数字が間違っていたり、一部隠されていることがあったということですね。その公開討論も最後には新聞社の方が一方的に打ち切ってしまったようですが。
竹村:
そうですね。何度かやりとりが続きましたが、朝日新聞社が一方的にもうやめようと言ってきましたね。
中野:
それは向こうが負けを認めたという事ですか?
竹村:
外部の方は、朝日新聞が負けたと言っていますが、我々にしてみれば、勝ち負けなどなかった。何か唐突に終わったという感じでした。公開でのやりとりをやって良かったと思うのは、それぞれの考え方が記録に残ったということです。あの朝日新聞とのやりとりは、全部オープンになっているから、誰でも参考にできるものになっています。別にこれを真似しろというのではなく、これからも行政はマスコミの人とちゃんと会話をしなくちゃダメだということです。
中野:
役所の後輩の方にも良い手本になったのでしょうね。
竹村:
朝日新聞はそれ以降も読んでいますが、ずいぶんと変わってきた感じがします。とくに長良川堰では一方的な記事が多かったのですけれども、行政の意見もきちんと報道されるようになったと思います。マスコミは行政のチェック機能があるのです。マスコミは行政を批判するのは当然です。しかし、一方では短くても良いから行政の考え方は紹介すべきだと思います。
・・・→
全文はこちら
(2010年7月作成)
■ テーマページ(抄)
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ダムインタビュー(56)
近藤徹さんに聞く
「受け入れる人、反対する人、あらゆる人と話し合うことでダム建設は進められる」
マスコミ対応が問題化
中野:
長良川河口堰問題については、どのようにお感じになられましたか。
近藤:
まずあれほど大火事になったのは僕が局長になってからで不徳のいたすところです。ただその前に、やはりマスコミ対応の下手さ加減というのが、僕以外にもあったのではないかと。当時、他に選択肢は2つあったと思います。まずは、中部地建が管理している河川区間で起きている問題だから、中部地建がしっかり対応しろということ。後は、水資源公団が自分の所でやっている事業なのだから、水資源公団がしっかり説明しろということ。しかし、僕はどちらでもない河川局自らが全面に出るという第三の道を選んでしまった。役人としては失敗かも知れません。いずれかの組織の責任にしておけば済んだかも知れない。ところが、中部地建には非常に反体制派的な考えの人たちが入ってしまっていて、あそこは信用出来ないという話も耳に入っていました。水資源開発公団は先輩が総裁をやっているので、僕から指示する訳にもいかない。それに、僕を始め本省河川局が一生懸命やれば、関係者が身を引いてしまって、結局僕を始め河川局が一身に火の粉を背負った格好になったのです。
中野:
たった一人で対応されたのですか?
近藤:
開発課長、治水課長、河川計画課長が全員僕を支えてくれました。それでも、どんどん大火事になっていった。一例を言うと、NHK名古屋から討論会を番組にしたいと言ってきた。僕は受けると言ったのですが、担当者が長良川河口堰の説明は非常に難しいから、80何枚かの図面を放送で全部見せないとダメだ言って断ったと…。当人から僕は何も聞いていません。ただNHKの関係者を通じて討論会の話を断っているのですかと質問があった。僕の方は断っていないと説明しました。でも当時担当者はマスコミと喧嘩しても良いと思っていた節があったのだから、どうしようもない。マスコミに叩かれたきっかけはうちにもあったと思うのです。結局時間がかかりましたが、討論会はやりました。
要は修羅場でどうするかです。僕がすごいなと思っているのは、地下鉄日比谷線で事故が起きた時、事故が起きたのが9時頃ですが、営団総裁が午後1時には記者会見をしていました。普通の人には出来っこないですよ。今は調査中の説明で良いのですよ。それをやらずに引きずって1ヵ月後にもなると、徹底的に聞かれて、わからないというたびに、馬鹿だ馬鹿だと言われる。だから、あの時の総裁は偉いなと思いました。上の人の覚悟ですね。僕自身は必ずしもマスコミ対応が上手いとは思っていませんが、ちゃんとした責任がある人が出ていって説明したら、それで大火事にならずに済むのです。
中野:
でも長良川河口堰の時は、開発課と治水課とも皆さん一緒になって対応出来たというのは良かったと。
近藤:
まあ大火事にしちゃったのですけど、NHK名古屋とはかなりこじれた。ただ向こうもかなり無理な番組を作ってしまったと僕は思っています。我々は、それ以上にあの時は勉強したと思っています。当時、一番の反対派は、生物学界でした。生き物に関する質問が出ると、我々に都合の良いことだけを言ってくる生物学者がいるのです。その人の言に従っていると、しっぺ返しを食う。僕は、これでは大戦争になると思ったので、網羅的に生物の調査をやることにしました。生物学と言っても、単に鮎やサツキマスだけを調査して研究するのでなく、河川に関わる生物として広い分野で調査してみようと。そこで僕が思いついたのは、河川に関する生物を魚から、鳥類から、植物から、プランクトンから、陸上動植物も含めすべてを定期的に調査するということでした。
長良川河口堰
・・・→
全文はこちら
(2015年8月作成)
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ダム便覧の説明
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