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ダム番号:2386
 
スゲタ溜池 [福岡県](すげたためいけ)



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テーマページ 福岡県八女市黒木町の位置未確認ダムについて
左岸所在 福岡県八女市黒木町木屋 
位置
北緯33度10分52秒,東経130度40分36秒   (→位置データの変遷
【位置未確認】
河川 矢部川水系木屋川
目的/型式 A/アース
堤高/堤頂長/堤体積 23m/48.5m/22千m3
流域面積/湛水面積 0.1km2 ( 全て直接流域 ) /1ha
総貯水容量/有効貯水容量 25千m3/25千m3
ダム事業者 黒木町
着手/竣工 /1933
諸元等データの変遷 【06最終→07当初】河川名[木屋川→奈半利川]
【07当初→07最終】河川名[奈半利川→木屋川]
【10最終→11当初】左岸所在地[八女郡黒木町大字木屋→八女市黒木町木屋]
【12最終→13当初】流域面積[→0.1] 湛水面積[→1]

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福岡県八女市黒木町の位置未確認ダムについて

拾泉舎(山口県)
 
 
 平成27年12月現在、ダム便覧には福岡県八女市に所在する7件の位置未確認ダムが掲載されています。内容を確認したところ、その全てが農業用アースダムで、いずれも旧黒木町(平成22年八女市に編入)に位置しています。
 福岡県には非常に多くの溜池が存在しており、その数は5,000基以上とも言われています。八女市黒木町は特にその密度が高い地域で、この中に位置未確認ダムが含まれているものと思われます。
八女市地域防災計画や黒木町史を確認したところ、比較的詳細なデータが掲載されており、いずれのダムについても大凡の位置を推定することができました。位置未確認となっているのはあくまで事務処理上のことで、地元自治体では正確な把握ができている様子です。
 この度、これらの位置未確認ダムの現地踏査を行ったため、以下にレポートさせていただきます。
 なお、ダム便覧や各種文献、現地の石碑等の情報が互いに相違している例が多々ありましたが、いずれが正しいとも判断できないものが多いため、そのまま出典を明記して転載しております。(黒木町史においては貯水量が「立方メートル」と記載されていますが、「千立方メートル」の誤植と思われるため、記事中で訂正しています。)
Fスゲタ溜池[ダム番号:2386]

◇所在地:八女市黒木町大淵(字高開)5863番地2
◇アクセス:国道442号と県道13号の交点から分岐から1.0q(林道を徒歩10分)
◇位置:北緯33度10分44秒 東経130度42分32秒
◇確定方法
・『八女市地域防災計画』(八女市、2015)
・『黒木町史』(黒木町史編さん実務委員会・黒木町、1993)
・地域の方への聞き取り
◇その他
・八女市地域防災計画では「吹原耕地整理組合管理、受益面積0.350ha」とされている。
・黒木町史では「スゲタ水利組合管理、受益面積3.0ha、貯水量84.0千立方メートル、堤高20.0m、堤長50.0m、竣工1933年」とされている。



写真36
近くまでは狭い林道がありますが、用心して途中に車を停め、徒歩で接近します。近くでたまたま農作業をされていた方にお話を伺うことが出来ました。


写真37
管理道等がないため、直接堤体をよじ登ります。堤体は綺麗に草刈りがされていますが、やはり風倒木があります。


写真38
溜池周囲は深い森で、上流に位置する狸穴溜池等は見えません。


写真39
天端は狭く、そのまま下流側の傾斜に続いています。


写真40
右岸に古い水路型の洪水吐があります。


写真41
左岸の斜樋。狸穴溜池とよく似た構造です。


写真42
底樋枡は比較的新しく、枡から農地へ向けて這わせた樹脂の管で水を送っています。
 ・・・→ 全文はこちら
(2016年1月作成)


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