全項目表
 
ダム番号:3065
 
二ツ石ダム [宮城県](ふたついし)



ダム写真

(撮影:Dam master)
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どんなダム
 
「二ツ石」の由来
___ ダムのある寒風沢部落の近くに「ヤット」という昔の屋敷跡がある。昔、平家落人がかくれた所。道路をはさんで高さ九尺、幅十尺、厚さ二尺の二つの石でできた門が立っていた。それでここを二ツ石、そばを流れる川を二ツ石川と呼んだ。向かって右側の門は今も残る。あとの一つは何時の世か、何故か二ツ石川と田川の落合に転落した。残った一つは淋しさの余り左の石が恋しくて、しくしくと声を立てて七日七夜泣きつづけたという伝説がある。
テーマページ リップラップに捨石工法(二ッ石ダム)
左岸所在 宮城県加美郡加美町  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯38度38分31秒,東経140度39分20秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  岩堂沢(6km)  鳴瀬川(7km)  漆沢(元)(8km)  最上小国川流水型(10km)

河川 鳴瀬川水系二ツ石川
目的/型式 A/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積 70.5m/439m/2256千m3
流域面積/湛水面積 19km2 ( 全て直接流域 ) /52ha
総貯水容量/有効貯水容量 10600千m3/9700千m3
ダム事業者 東北農政局
本体施工者 佐藤工業・西松建設・三井住友建設
着手/竣工 1988/2009
ランダム情報 【ダム工事年表】仮排水路(1998.3〜1999.7) 本体掘削(1998.7〜2000.7) 本体打設/盛土(2000.10〜2006.8)
【ダムカード配布情報】2021.8.1現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver1.0
○@宮城県大崎地方ダム総合事務所 8:30〜17:15(土・日・祝日・年末年始は配布していません)
ダムカード画像コレクション
二ツ石ダム Ver.1.0 (2018.11)
[協力:thorinstonehelm]
二ツ石ダム [ダム見学記念] Ver.201404 (201404)
[協力:安部塁]
二ツ石ダム [ダム見学記念]
内部リンク ダムだより・4月から盛立てを開始した二ツ石ダム
リンク 二ツ石ダムの概要(宮城県)
日本の川と災害・二ツ石ダム
参考資料
■二ッ石ダムの設計と施工/本郷尚文・鈴木重憲
【ダム日本 No.683(H13.9)】
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】竣工[2006→2008] 堤体積[2197→2230]
【08最終→09当初】堤高[70.5→70]
【09当初→09最終】堤高[70→70.5]
【09最終→10当初】竣工[2008→2009] 堤体積[2230→2256]
【12最終→13当初】本体施工者[佐藤工業・西松・三井住友→佐藤工業・西松建設・三井住友建設]

■ テーマページ(抄) → テーマページ目次

リップラップに捨石工法(二ッ石ダム)

 二ッ石ダムの建設では、コスト縮減の観点からロックフィルダムリップラップの施工に捨石工法を採用している。以下は、その概要である。作成にあたっては、基礎資料として、「二ッ石ダムダムの設計と施工について」(第54回ダム施工技術講習会テキスト)を使用した。
■リップラップに捨石工

コスト縮減に配慮 
 公共事業のコスト縮減の要請に配慮して、ダム安定に支障を及ぼさない範囲内で工事費の軽減を図る必要があるため、リップラップの施工の一部に捨石工を採用した。

上下流とも上部を除き捨石工 

 リップラップは、上下流とも上部の一部(法長約1.5m)を除いて、大部分は捨石工で施工。厚さは概ね1m。
捨石工の施工 
施工状況

仕上がり状況
 ・・・→ 全文はこちら
(2003年12月作成)


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