[テーマページ目次] [ダム便覧] [Home]


《最終日は函館周辺、そしてフェリーで帰る〜8月1/2日》

 8月1日、いよいよ北海道ダム巡りの最終日です。
 函館から程近い所に、矢別ダム、希少なバットレス型式の笹流ダム、中野ダムを20m嵩上げした新中野ダムがあります。上磯ダムや大野ダムを見ている余裕がなくなったので、鶉ダムを見学後に昨日見学予定だった相沼内ダム、真駒内ダム、美利河ダムに向かうことにしました。しかし、相沼内ダム手前の道路は砂利を新しく敷き直したダートで、バイクのハンドルがとられる程の危険な道でした。相沼内ダムの洪水吐は階段状になっていて是非撮影したいと思っていましたが、諦めざるをえませんでした。

 真駒内ダムは湖に映る景色がとても良かったです。そして提頂長が1400m以上ある美利河ダム。美利河ダムはコンバインダムで、下流側にはレクリエーション施設があります。減勢工の前で水遊びや釣りを楽しめ、とても開放的なダムです。



撮影ポイントがあまり無い矢別ダム


中野ダムを20m以上嵩上げした新中野ダム


バットレスダムである笹流ダム、バットレス部分を補強したため、ずっしりとした感じになった


竣工当時の姿を掘り込んだ記念碑


鶉ダム、提体付近は立ち入り禁止


真駒内ダム湖、ダム湖に映る景色が美しい


美利河ダム、遥か向うまで提体は続く


美利河ダムの減勢工、減勢工下で水遊びや釣りができる

 船の出港までは時間があっても、日が暮れてはダムの撮影はできません。恐らく次の幌別ダムが最後になると思われました。国縫から高速で登別室蘭へ。高速を降りてすぐ近くに幌別ダムがあります。天端から太平洋が見えるとのことですが、ダムは立ち入り禁止で確認できませんでした。見学後、まっすぐ苫小牧へ向かいます。漁川、千歳第三・第四など、見たかったダムもありましたが、苫小牧へ着く頃には日も傾いて撮影できるほどの状態ではありませんでした。



幌別ダム

 港の近くのラーメン屋で軽い夕食を取ります。苫小牧港のターミナルで受付を済ませ、乗船時間を待ちます。バイクが動かなくなってしまった人もいて、乗船時にバイクを押してフェリーの中に入っていきました。フェリーは23:45苫小牧を出港、翌日の19:20に大洗に着きます。なんだかあっという間の夏休みでした。

 フェリーの中で一杯やりながら、今までの行程を振り返ります。地図の縮尺の勘違いから実質は無理な計画になってしまったことや、ダートと通行止めがあって見学できなかったダムが多かったこと。そして北海道の雄大な自然。そのままロビーでうとうとしてしまいました。目が覚めると外は明るくなっていました。フェリーの甲板から、陸地に懸かる雲を眺めていました。段々風が強くなってきて甲板にはいられなくなったので、フェリーの中でTVを見て過ごしました。



翌朝フェリーの上から見た景色、三陸沖辺りを航行中なのだろうか?

 大洗に到着すると来た時の道順で自宅へ帰ります。首都高環状線の渋滞に巻き込まれましたがすり抜けで突破し、22:00頃に無事自宅に到着しました。走行距離は約4,200Kmでした。大型に乗り換えてからわずか4ヶ月。北海道ダムツーリングという大壮挙は、運転技術の向上と何処へでも行けるという自信になりました。行けなかったダムはいずれ再訪したいと思っています。

-完-


[前ページ] [目次に戻る]
[テーマページ目次] [ダム便覧] [Home]