医王ダム
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森下川はその源を医王山(標高 913m)に発し、金沢市奥新保町、砂子坂町を貫流しながら田島川、涌波川を併合し、金沢市北部で河北潟(大野川水系)に流出する延長23.6kmの河川である。
森下川流域は晴天が続くと水稲に干害被害が発生する。特に山間部の水田では、用水不足が慣性化し、栽培作物、農作業を阻害している。山間部における河川沿いの水田は比較的生産力が高く農家にとっては貴重な農地である。ところが洪水時には森下川の断面が狭少、不整形のために耕土の流失、破壊、土砂堆積が起こりやすい。
これらの用水不足と農地防災を対処するために医王ダムは、昭和52年に着工し、金沢市二俣町地先に24年の歳月を経て平成13年に完成した。
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