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■第二次東北攻略戦(7月25〜26日):青森・秋田

7月25日、昨日の痛みが嘘のようで、天気も快晴。早速近くの下湯ダムから見学を開始しました。下湯ダムは八甲田の西側に存在し、ダム上流には温泉もあるとか。提体はロックフィル式で、ダム右岸には運動公園もあります。それから浪岡ダムへ。浪岡ダムもロックフィル式です。浪岡ダムでは天候が急変し、もやが懸かってきました。続いて飯詰ダムへ向かいます。この付近に不動溜池があるようですが、ひょっとするとダム湖に沈んでいるのかもしれません。飯詰ダムを見学後、北上して小田川ダムへ向かいました。最初入口がなかなか見つからずにいましたが、なんとか道を見つけました。ダムを下流側から見渡すところが無く、良い画像が撮れませんでした。


下湯ダム

浪岡ダム

飯詰ダム

小田川ダム
天端は立ち入り禁止
小田川ダムから更に北上、津軽半島の先端付近にある小泊ダムを目指します。途中、十三湖にて休憩。シジミか何かを取っているのでしょうか。湖の中には人が沢山居ました。国道399号線を進み、小泊ダムに到着。半島の突端というものは基本的には水の便が悪いので、このダムの完成は地元の方々にとっては昔からの悲願であったかと思われます。


十三湖にて

小泊ダム

小泊ダムにて
このダムにもレリーフが埋め込まれている
小泊ダム見学後、岩木山麓のダム群へ向かいました。道の駅「もりた」で昼食を取り、新小戸六ダムに向かいます。新小戸六ダムは背後に岩木山を見渡せますが、当日は曇りで岩木山が隠れてしまっていました。それから滝淵ダムという東北電力鰍フ小堰堤を見学し、岩木山の南側をぐるっと回って目屋ダムへ。目屋ダムは下流60mに新しく津軽ダムを建設予定です。


ダム湖側から見た新小戸六ダム

滝淵ダム(小堰堤

目屋ダムにて

津軽ダムの看板
こうしてこの日の予定を終了、弘前のホテルへ向かいました。相馬ダムは道が分らずにパスしました。

7月26日、弘前を出発し、途中十和田湖の西側にあるダムを巡りながら能代まで行きます。国道102号線を通って最初の目的地である浅瀬石川ダムへ。日本初の多目的ダムと言われる沖浦ダムの下流に建設された重力式コンクリートダムで、沖浦ダムは浅瀬石川ダム湖に沈んでいます。ゲートや提頂部の機械室などはピンク色に塗られています。それから近くの大穴ダムへ向かいましたが、道が分らずにいました。暫く走ると二庄内ダム入口の看板があり、行って見ました。青荷温泉への道を上り、途中からダム湖へ下りるように道が続いています。随分と遠回りですが道は舗装されており、快適に走れます。二庄内ダムは大穴ダム上流に建設されたロックフィルダムで、ダム周辺には誰もいません。管理所も誰も居ないようです。先程行けなかった大穴ダムへ行こうと下流に向かいましたが、すぐに通行止めになり、結局行けませんでした。


浅瀬石川ダム

二庄内ダム

二庄内ダムにて
二庄内ダムを見学後、国道454号線〜国道7号線を通って早瀬野ダムへ向かいました。ダムはゾーン型ロックフィルですが、上流面、下流面ともにアスファルト遮水壁が設けられています。早瀬野ダムから山を越えて国道7号線に出て、「道の駅・碇ヶ関」で休憩&昼食。雨が降ってきたので合羽を着込み、久吉ダムへ向かって出発しました。久吉ダムの手前にアースダムを発見し、調査したところ津刈ダムであることが判明しました。提頂部に水利標識があり、津刈ダムと書かれているので間違いないものと思われます。それから上流にある久吉ダムを見学。幅広の重力式コンクリートダムで、ダム湖の名前は面影湖といいます。


早瀬野ダム
上流面も下流面もアスファルトで覆われており、のっぺらぼうのようなダム

津刈ダム

久吉ダム
久吉ダム見学後、国道282号線沿いの遠部ダムを見学。雨は上がっていました。県境を越えて秋田県入りし、橋沢ダムへ。後の調査で橋沢ダムは鉱滓ダムであることが判明しました。さらに南下すると今度は砂子沢ダム建設現場の看板がありました。予定には入っていませんでしたが、行ってみることにしました。丁度ダムの基礎にコンクリートを打込み始めたところではないかと思われました。小坂付近から県道2号線に入り大館に抜け、岩神ダムを見学。桜の木が沢山あります。続いて釈迦池ダムへ。ここで再び雨が強く降りだしました。県道68号線に入って暫く走ると雨が上がりました。県道68号線を右に折れて山瀬ダムを見学。独特のゲート配置を持つ洪水吐に暫し感心。見学中再び大雨になりました。実は台風が近づいてきており、このような不安定な天気だったのです。山瀬ダムから本日の最終目的地、素波里ダムへ。谷幅の狭くなったところに建設されている重力式コンクリートダムでした。


遠部ダム

橋沢ダム(鉱滓ダム)

砂子沢ダム建設現場

岩神ダム

釈迦池ダム

山瀬ダム

山瀬ダムの洪水吐
ゲート配置が独特

素波里ダム
素波里ダム見学後、まっすぐに能代のホテルへ向かいました。風が強くなってきて雲の流れが速いです。雨も降ったりやんだりで結構疲れました。ホテルに着いてまず合羽を乾燥させて一休み。ホテルの周りには何もなく、1階にあるレストランで食事しました。台風は明け方に秋田を通過するようですが、通過後も恐らく天候は悪いでしょう。明日も雨の中でのダム巡りです。そんなことを考えながら眠りにつきました。


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