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「水陸両用バス」で行くダムとダム湖探検ツアー

2010年10月2日、湯西川ダム建設現場見学会の後、かねてから人気と聞いていた「水陸両用バス」に乗った。

水陸両用バスについて、国土交通省湯西川ダム工事事務所のホームページには、次のようにある。

『 水陸両用バス導入協議会(会長:日光市長)では、水陸両用バスを活用した「鬼怒川流域ダム観光活性化実験」を行っております。
 この実験は、同協議会が事業実施主体となり、ダムを観光資源とした観光活性化のために、水陸両用バスを公共交通機関として事業化することを目指し、地元の企業などと共に官民共同で行っているものです。』

なかなか難しい書き方だが、ダムを活かして観光で地域振興をと言うことだろう。道の駅湯西川を発着地にして、コースは、

  道の駅湯西川 → 川治ダム見学 → 川治ダム湖クルーズ → 道の駅湯西川

バスは1台だが、フル回転してこの時期1日5便。事前予約が必要で、お客で満員。


 


発着点の「道の駅湯西川」。近くで湯西川ダム建設中。ここの食堂にはダムカレーがある。

 


中で乗車受付中。

 


受付風景。事前に予約はしてあって、ここでお金を払い、乗車券を受け取る。

 


乗車を待って、もう既に並んでいる。早く並べば、並んだ順に乗車するので、いい席が取れる。

 


バスが入ってくる。前回の乗客を乗せて。カラフルなバス。

 


「湯西川ダムとダム湖探検ダックツアー」というらしい。実際には、川治ダムとそのダム湖を回るのだが。

 


前から。日本初! Legend 零 One などとある。

 


今度は後ろから。日本に水陸両用バスは3台あるらしい。これはそのうちの1台で、多分一番新しい。後ろ姿もカラフル。

 


水陸両用の証拠、スクリュー。意外と小さい。ゆっくり走ればいいからか。

 


これも水陸両用の証拠。乗車口は高くなっていて、はしごのようなものを上って乗る。水が入らないように高い位置にある。

 


結構乗るのが大変。手すりにつかまって慎重に。ガイドさんも目を光らす。

 


旅客が40人に、運転手さんとガイドさんで42人。ガイドさん曰く「最大登場人員は声を出して読まないようにしています」。

上にはマスコットのカッパが並ぶ。

 


手慣れたガイドさん。最初に注意事項を大きな声で徹底。乗車中はシートベルトをして、立ち上がったり席を離れたりしてはだめです、窓から手や顔、足を出さないよう・・。ちなみに、窓にはガラスがない。

 


しばらく走って、川治ダムに到着。アーチダムで、天端は広い道路。

 


バスを降りる。階段を下りるのが大変だ。

 


堤高140m。国内4位の大アーチダム。広角でも全体が入らない。

 


エレベータで監査廊まで下りる。内部はひんやり。

 


ダムの見学は、10人ずつ4班に分かれて、時間をすらしてエレベータに乗る。エレベータの定員上、40人が一度には乗れないので、班別に。それぞれの班にガイドが付く。

 


キャットウォーク。下を見ると怖い。

 


高さと巨大さがよく分かる。地震でも来なければいいが。いや、地震が来たらどうなるかも知りたい?

 


上を見るとコンクリートの巨大な壁が迫ってくる。

 


その上は、青空。天気が良くて良かった。

 


下を見ると、遙か下に減勢工が見える。吸い込まれるような感じがして。

 


足下はこんな具合。透けて見える。

 


両岸が切り立っているから、アーチダムの建設が可能になる。

 


落ちないように、落ちないように・・・

 


下流の遠くには山々。

 


ダム内部の見学を終了して、ヘルメットを返す。「国交省のマークが入っています。これは貴重ですよ。」と。一瞬、ヘルメットをプレゼントしてくれるのかと思ったが、そうはいかなかった。

 


次の班が見学中。先ほど、あそこに行ったんだ。

 


そして、再びバスに乗車。湖面に下りていくところ。斜路が水中に伸びる。そこをバスが行く。

 


水面に近づいて、一旦停止。係の人が水中の路面が大丈夫か慎重にチェック。

 


発車オーライのサインが出た。バスが水面に向かって動き出す。

 


着水。しぶきが上がる。

 


ドボーーンと、大きなしぶきが上がり、やや揺れる。

 


運転手さんも緊張気味。

 


着水成功。無事浮かんでいる。これからはスクリューで推進。

 


水上からの風景。緑の山と青い湖面。のどかな風景。

 


乗車中は、席から立ち上がったり、別の場所に移動したりできない。後ろを向くのも自由にならない。それで、写真がうまく撮れない。どうしても同じような写真になってしまう。

 


こんな感じ。窓にガラスがないので、直に外気に触れて、気分さわやか。

 


見晴らしがいい。

 


今の時期、たぶん夏期制限水位ではないかと思われるが、水位が下がっていて、岩が目立って見える。

 


「岸にはたくさんカッパが隠されています。探してみましょう。」とガイドさん。
一つ発見。

 


席は前から2番目。船の進行方向を見る。

 


真下。たいした速度ではない。少し泡立つ。

 


ダム堤体が多少見える。あまり近くには行かない。行ってはいけないのだろうか。

 


一回りして、元の場所から地上へ。あそこから先ほど水面に下りた。そこから今度は陸に上がる。

 


陸に上がって、道の駅湯西川までの帰路。

 


道の駅湯西川に到着。次の回の乗客が列を作って待っていた。ここで下車。お疲れ様。
ということで、ツアーは終了だが、水陸両用バスの物珍しさと、そして巨大アーチダム監査廊キャットウォークを見学できて、皆さん満足の様子。楽しめた。

一つ、疑問が浮かんだ。川治ダムを見て、川治ダムのダム湖を巡るのに、なぜ「湯西川ダム」なの?という点。そこで、川治ダムで暇そうにしていた(出番待ちの)ガイドさんに聞いたら、次のような説明だった。うろ覚えで、不正確かもしれないが。

「以前の湯西川ダム工事事務所の所長さんが、湯西川ダムの地域振興のために、水陸両用バスを思いつき、中央に掛け合って、実現した。バスは、大阪の会社のものを借りた。その所長さんが偉かったんだ。
今は湯西川ダムは工事中なので、川治ダムの見学と湖面航行をしているが、湯西川ダムができたら、湯西川ダムでやることになる。」

この通りだとすると、要するに、このバス運行は、湯西川ダムの地域振興策のようだ。
それにしても、湯西川ダムができても、川治ダムの見学は残してほしいと思う。巨大アーチダムは魅力的だから。

[関連ダム]  川治ダム  湯西川ダム
(平成22年10月作成)
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