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◆ 川俣ダムの見学

 川俣ダムは、堤高117m、堤頂長131mのアーチダム。昭和41年に完成。切り立った峡谷にある姿の美しいアーチダムで、下流は瀬戸合峡と呼ばれる景勝地。直下流に、「渡らっしゃい吊橋」が整備され、そこからアーチダム下流面が間近に望める。

 川俣ダムでは、既存ゲートの老朽化等のため順次ゲートの改良を実施してきているが、現在クレストゲートの改良工事を実施中。6門のクレストゲートのうち中程の2門は工事完了、残る4門が工事中。

 昼食をとった道の駅湯西川から、各自車で川俣ダムに移動。午前の湯西川ダムは雨だったので、天候が気になったが、川俣ダムに着く頃には雨もやみ、何と雲間に青空さえ見える。

 ダムでは、管理支所の支所長が中心となって案内をしてくれた。事前に詳細な見学スケジュールを作って頂いていたが、なにしろ盛りだくさん、時間が足りるかどうか心配だった。参加者からは、「渡らっしゃい吊橋」は時間がかかるし、行ったこともあるので、天端キャットウォークを中心にしてほしいとの声があったので、現地に着くとすぐに支所長に相談。キャットウォーク・天端をまず見学し、吊橋は行きたい人だけ、となった。吊橋に行ったことがない人、と聞いてみると、ほとんどの人がいったことがあって、ないのは3人?のみ。さすがダムマニア。結局、吊り橋に行ったのはわずか数人。




雨がやんで良かった。湖面も穏やか。

クレーンが浮かんでいるが、ゲートの改良工事のためのクレーン。アーチダムで、堤体が薄いため、天端にクレーンを置くスペースがとれない。そのため、湖面にクレーンを浮かべて対処。



薄いアーチダム。下流に「渡らっしゃい吊橋」がある。



きれいな青空も見え始める。



アーチダム下流面。堤高117m。

中段(コンジット)に主放流設備の建屋が二つ見えるが、後ほどそこを見学する。



支所長に説明に聞き入る。



天端は工事中のため、関係者以外立ち入り禁止。




まず、キャットウォークから見学ということで、エレベーターで下りる。エレベータは6人乗り?で、分かれて降りる。



先に降りたグループが、キャットウォークを歩いているのが見える。あの高さまで、天端の高さからエレベーターで下りることになる。



エレベータを降り、キャットウォークへ。中段にあるので、上も下も、高い。



下を覗くと、遙か下に水面が。



左側に長く見えるのがエレベータ。アーチダムなので、エレベータが堤体内ではなく、下流面外付け。一番上の所から下りてきた。



足元はあまり見ない方がいい。特に高所恐怖症の人は。落ちるはずはないのだが。



高さが気にならない人も多かった。平気で動き回って。



主放流設備建屋の間から上を望む。高い!



主放流設備建屋の内部。この下にゲートがあって、ここにゲートを開閉するための装置が据え付けられている。



ここでも、熱心に質問をしたりして。国交省のヘルメットは、白。



巨大な壁だ。この巨大さは、行ってみないと分からない。これを造るのは大変だったろう。昭和41年3月完成。



それにしても、みんな写真を膨大に撮ったのではないか。



上部のキャットウォークを見上げる。構造がよく分かる。



堤体下流面。コンクリートの打ち継目が弧を描いてはっきりと見える。



下流には「渡らっしゃい吊橋」。月が出ていた。



補助放流設備。主放流設備よりやや下にある。ハウエルバンガーバルブらしい。



キャットウォーク見学終了。エレベータで天端へ。



エレベータは狭い。



天端を見学。クレストゲート6門のうち中央の2門はもう改良工事が終わっている。できあがった新しい機械室。



天端見学中に、希望者は吊橋へ。行ったのは数人のみ。

やがてだいぶ日も暮れてきて、見学は終了。

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