どんなダムキーワード検索:遺跡


阿木川
(あぎがわ)
岐阜県
恵那市指定文化財・大野吾遺跡「甕棺」
阿木川ダムの建設に先立ち、昭和56年8月から昭和57年3月にかけて大野吾(おおわご)遺跡の発掘調査を実施。口径32.8cm、高さ42.2cmの甕棺を発見。縄文時代晩期のもの。昭和55年に恵那市指定文化財に。
胆沢(再)
(いさわ)
岩手県
縄文時代前期の大集落の遺跡
ダム建設予定地周辺には、旧石器時代の遺跡をはじめとして、縄文時代を中心にたくさんの遺跡が存在。大清水上遺跡はダムの堤体材料のコア材を採取する工事のため、発掘調査を実施。ここから、縄文時代前期の大集落跡を発見。集落全体で60棟に及ぶ竪穴住居。貴重な資料に。
大滝
(おおたき)
奈良県
丹生川上神社上社と宮の平遺跡
丹生川上神社上社が水没する。丹生川上神社は、平安中期以後二十二社の一つに数えられる由緒ある神社。しかし、戦国時代の乱世の世に衰退し、所在が不明に。明治から大正時代に、現社地が丹生川上神社上社とされた。水没するため、平成10年に現社地より南西側の高台に遷座。その敷地から遺跡が発見され、3年間に渡って発掘調査。縄紋時代早期から晩期にわたる大規模な縄紋遺跡。
奥三面
(おくみおもて)
新潟県
遺跡を発掘調査
ダム湖に、マタギの里として知られる旧三面集落の民族と森林文化、さらには縄文時代を中心とした奥三面遺跡群が水没。水没した19遺跡については、11年間にわたる発掘調査を実施。土器・石器などが多数発見された。
合角
(かっかく)
埼玉県
縄文時代の遺跡を発掘調査
水没地域とその周辺では、縄文時代草創期〜江戸時代までの遺跡を9か所確認。ダム建設にともない4遺跡で発掘調査。各遺跡からは貴重な発見が相次ぎ、縄文時代の土器・石器等を多量に発見。貴重な成果。
九谷
(くたに)
石川県
上流に「九谷磁器窯跡」が
ダムから上流約4kmの大聖寺川右岸に国指定史跡「九谷磁器窯跡」がある。周辺は古九谷発祥の地と言われる。ダム建設に伴って、九谷磁器窯跡近くの遺跡で発掘調査が行われ、文政七年(1824)銘の方形鉢などが出土。
徳山
(とくやま)
岐阜県
20箇所以上の遺跡が
水没地には、20箇所以上の縄文遺跡がある。寺屋敷遺跡からは2万年前の石器時代の遺跡も発見された。建設に伴って遺跡の発掘調査が行われた。
苫田
(とまた)
岡山県
久田原遺跡の発掘調査
水没する久田原では埋蔵文化財の発掘調査を実施。縄文、弥生時代から鎌倉期にかけての住居跡が重層的に出土。
初立池
(はつたちいけ)
愛知県
国指定史跡・伊良湖東大寺瓦窯跡
ダムの下流斜面に、国指定史跡・伊良湖東大寺瓦窯跡(がようあと)がある。鎌倉時代の東大寺再建の時に瓦をここで焼いた。全長12m、最大幅2.5mほどの穴窯が3基、そのまま埋没保存されている。
森吉山
(もりよしざん)
秋田県
なぞのX
貯水池周辺には、主に縄文時代中期から後期、晩期にかけての多数の遺跡が存在、ダム工事に先行して発掘調査を実施している。中でも、X型をした配石遺構は、全国的にも珍しい形で「なぞのX」として地元町民のみならず考古学ファンも注目。