■リニューアル計画
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・対策の必要性
帝釈川ダムは、大正13年の完成以来電力安定供給の一翼を担い、さらに地元観光資源としての役割も果たしてきたが、完成後約80年を経過し老朽化が進んでいること、トンネル式洪水吐の放流能力が小さく貯水池運用に制約を与えていること、最大で約35mの未利用落差があり貴重な水資源の有効活用が十分になされていないことなどから、発電所の再開発と合わせて抜本的な保全対策を実施し、近代的なダムへの転換を図ることになった。
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・計画
具体的には、既設堤体の上部を切り欠き、そこへ堤体越流式の洪水吐を増設し、洪水処理能力の向上を図るとともに、既設堤体の下流面にコンクリートを打ち増し、安定性の向上を図ることにした。
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完成予想CG |
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・洪水吐ゲート〜景観を重視してラジアルゲートを採用
ゲートについては、名勝であり、国定公園であることなどから、景観上の観点からラジアルゲートを採用した。 |
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・維持流量放流設備〜下流河川環境に配慮
維持流量放流設備は、下流河川への影響(放流水温低下)を考慮して、3孔式選択取水設備を設置する。
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