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黒部ダムは、堤高186mと国内で最も堤高の高いダムであり、立山黒部アルペンルートのメインスポットとして数多くの観光客を集め、数あるダムの中で最もよく知られたダムといえよう。 黒部ダムの建設は、戦後の電力不足解消のために計画され、北アルプスの真っ直中、秘境黒部に、当時としては世界的に見ても有数の規模の巨大アーチダムを建設したもので、多くの困難を克服して完成した画期的な大事業であった。 ダムの建設事業は多くの工区に分けられ、各建設会社が分担して施工したが、ダム本体部分と大町トンネルのダム側部分は、株式会社間組によって施工された。以下は、ダム本体の工事を中心とした簡単な建設の記録である。 |
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現在の黒部ダム(2003.5.3、撮影:安河内 孝) |
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