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■拡張レヤ工法により施工

工法とコンクリート運搬方法

 施工については、検討の結果、拡張レヤ工法ELCM)が採用された。コンクリートの運搬には、ダムサイトが比較的傾斜の緩やかな谷地型地形で、工事用道路の設置が容易なため、運搬能力の大きいダンプトラックによる直送方式を基本とし、ダンプの方向転換可能幅である堤体幅15m(EL119.5m)まではダンプ直送方式、それより上部は、右岸天端までダンプで運び、そこから軌索式ケーブルクレーン(9.5t)で打設場所に運ぶ方法によった。

仮設備の配置

 骨材製造設備、コンクリート製造設備はすべて貯水池内に配置し、限られたスペースを有効に利用。

仮設備配置状況
原石山の状況

 貯水池上流約2kmの地点に原石山を選定、原石を採取している。
原石採取状況

原石採取状況
コンクリートの打設

打設状況全景

コンクリート荷下ろし
バイバックによる締め固め

振動目地切り機による目地材挿入

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