どんなダムキーワード検索:受賞


青野
(あおの)
兵庫県
多自然型魚道公園
魚道とともに、木や植物を一緒に植えて、魚だけでなく昆虫や鳥などいろいろな生物が住みやすいように周辺の自然に近い状態に整備した公園。魚道は長さ652m、高低差が18m。できるだけコンクリートを使わず、自然石を敷き詰めて階段状にして瀬やふちを作っている。平成15年に、土木学会関西支部技術賞を受賞。

(あさひ)
奈良県
バイパスにより排砂
ダム建設後、流域の崩壊地の拡大で何ヶ月にも及ぶ濁水長期化現象や、当初の予想を上回るダム堆砂が進行。このため、出水時にダム湖上流からの砂をバイパスによりダム下流に排砂。1998年から実施。ダムへの堆砂量が激減し、また下流の濁りが長期化しなくなったという。排砂バイパスによる堆砂対策の最初の事例。また、濁水バイパスの先駆的事例。1999年度土木学会技術賞を受賞。
四川
(しかわ)
広島県
汚泥のリサイクル
本体コンクリート打設時の濁水処理によって発生する汚泥を処理し、盛り土として再利用。大量の建設汚泥リサイクルを行ったことなどが評価され、平成14年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰(国土交通大臣賞)を受賞。
大門
(だいもん)
山梨県
貯水池の遮水工に数々の工夫
八ヶ岳の火山灰などで、漏水しやすい地質のため、貯水池右岸尾根部にアスファルトフェーシングを行うなど、ダム本体以上に貯水池の遮水工に数々の工夫をしている。府県施工のダムとしては初めて土木学会技術賞に輝く。
滝沢
(たきざわ)
埼玉県
土木学会賞を受賞
「滝沢ダム建設事業」が、平成23年度土木学会賞を受賞した。受賞業績名は、『滝沢ダムの建設(大規模重力式コンクリートダムの合理化施工とデザイン設計による景観資産の創出)』。重力式コンクリートダム合理化施工の集大成でダム施工技術の発展に大きく貢献したこと、関連構造物のデザイン設計を進めて奥秩父の「新たな観光資源」として地域活性化への貢献が期待されることなどが受賞理由。
滝沢
(たきざわ)
埼玉県
下流にループ橋
ダムサイト下流に国道140号のループ橋が平成10年10月に開通。大滝大橋(下流側)と廿六木大橋の2橋から成る。愛称は雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)。ダム上下流の約125mの高低差を結ぶ。デザインに工夫を凝らすとともに、もとの地形を出来るだけ改変しないなど自然環境の保全にも配慮。夜には光の輪が美しい。平成10年度の土木学会・田中賞、プレストレストコンクリート技術協会賞、日本コンクリート工学協会賞、グッドデザイン賞を受賞。
苫田
(とまた)
岡山県
トータルデザイン
ダム空間のトータルデザインを実施。委員会を組織して平成4年から12年間に渡りデザインを検討。土木学会デザイン賞2007で、最優秀賞に選定される。ダム天端ゲートハウスの高さを抑え、シンプルな堤体景観に。多数の橋や公園のデザインも一体的に検討。管理庁舎は、免震ピロティ式。
富郷
(とみさと)
愛媛県
貯水池内流木などをリサイクル
三島市森林組合は、貯水池内流木や伐採立木をチップ化し、製紙工場の発電所の発電燃料などに有効活用。平成11年10月には「リサイクル推進協議会会長賞」を受賞。
中筋川
(なかすじがわ)
高知県
優れたダム堤体デザイン
本格的な景観設計を導入。特徴は、堤体の下流面を階段状にして豊かな表情を持たせていること。ステップの高さは75cm。85段ある。 越流時には滝を思わせる。同時に越流水の勢いを押さえるという機能もあわせ持つ。また、堤体は左右対称で、落ち着きのあるデザイン。平成13年度土木学会デザイン賞優秀賞。階段状であるためにゴミがたまりやすいという欠点もあるらしい。
羽地
(はねじ)
沖縄県
伐採材をチップ化して再利用
ダム建設のため伐採した樹木をチップ化。ダムの築堤材料を採取した原石山切土法面の植生基盤材として活用。平成13年度リサイクル推進功労者等表彰で国土交通大臣賞に。
日吉
(ひよし)
京都府
日本建築学会賞を受賞
日吉ダムとスプリングスひよし(複合温泉施設)を一体的に整備することにより、優れた景観を創出したとして、日本建築学界は「1999年日本建築学会賞」を授与。土木の分野と建築の分野が協力して一つの景観づくりを行った例は少ないとも。ダム自体は、重厚な作り。「軍艦ダム」とも。
見島
(みしま)
山口県
「見島ゆりや湖」が手づくり郷土賞を受賞
見島ダムのダム湖・見島ゆりや湖が、平成14年度手づくり郷土賞として、国土交通大臣表彰をうけた。湖周辺の整備については、島内の主な事業所の代表や地権者が管理委員会を組織し、湖の活用方法、公園に植樹する樹種の選定、管理方法等を協議。島民自らが愛着を持って維持管理し、集い憩える場所に。多目的広場は、緊急用防災ヘリコプターのヘリポートとして緊急患者の輸送に役立つほか、毎年場所を移動して行っていた「島開き祭り」や「ふるさと祭り」を多目的広場で毎年開催。見島の新しい観光名所の一つ。
味噌川
(みそがわ)
長野県
平成日進の森林(もり)
木祖村と友好提携している下流の愛知県日進市が、上下流交流の一環として、分収育林事業を旧営林署、木祖村、林業組合と契約。毎年、育林活動を実施。32haあり、80年後に伐採し、日進7、営林署3の割合で分配する契約。平成13年10月に日本ダム協会の第21回ダム建設功績者表彰を受賞。
箕面川
(みのおがわ)
大阪府
自然回復工事を実施
ダム建設に際しては、国定公園内のダムであるため、事前に自然環境の調査研究を行う。それに基づき各種の自然回復工事を実施。平成5年に環境庁(当時)後援の「環境賞」を受賞。