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ダム番号:1999
 
四川ダム [広島県](しかわ)



ダム写真

(撮影:tag)
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  →フォト・アーカイブス [ 提供者順 / 登録日順 ]
どんなダム
 
汚泥のリサイクル
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本体コンクリート打設時の濁水処理によって発生する汚泥を処理し、盛り土として再利用。大量の建設汚泥リサイクルを行ったことなどが評価され、平成14年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰(国土交通大臣賞)を受賞。
[写真]汚泥処理設備全景
小説家・井伏鱒二
___ 福山市加茂町は小説家・井伏鱒二が生まれたところ。加茂町百谷の大谷池からダムを通り生家がある粟根まで、四川沿いは数々の傑作の舞台。「朽助のゐる谷間」「丹下氏邸」「白毛」などの作品が。
ダム湖は「城山湖」
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ダムの北川にある急峻な山には、かつて城があったが、毛利元就の軍勢に攻略され、消滅したという。それにちなんでダム湖は城山湖と名付けられ、2004年11月9日の竣工式の時に、記念碑が除幕された。
[写真](撮影:灰エース)
テーマページ ダムツーリング -史上最大の作戦・第二次九州/中国地方-
第2回 D-shot contest 〜こんな写真も〜
濁水処理による発生汚泥のリサイクル (四川ダム)
ダム建設定点観測(四川ダム)
左岸所在 広島県福山市加茂町字栗根  [Yahoo地図] [DamMaps] [お好みダムサーチ]
位置
北緯34度36分02秒,東経133度20分20秒   (→位置データの変遷
[近くのダム]  大谷池(1km)  雨木池(3km)  服部大池(5km)  三反田池(6km)  昭和池(7km)  藤尾(7km)  天神山池(7km)  大正池(8km)  泉谷池(9km)  川井谷調整池(10km)

河川 芦田川水系加茂川
目的/型式 FN/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 58.9m/251m/198千m3
流域面積/湛水面積 9km2 ( 全て直接流域 ) /9ha
総貯水容量/有効貯水容量 1650千m3/1550千m3
ダム事業者 広島県
本体施工者 五洋建設・三井住友建設・鴻治組
着手/竣工 1974/2004
ダム湖名 城山湖 (しろやまこ)
ランダム情報 【コンクリートダムの工法】拡張レヤ工法
【ダム工事年表】仮排水路(1999.1〜2000.12) 本体掘削(1999.2〜1999.12) 本体打設/盛土(2000.1〜2002.6)
【ダムカード配布情報】2024.8.2現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver1.0
○四川ダム管理事務所 8:30〜12:00, 13:00〜17:15(土・日・祝日を含む)
ダムカード画像コレクション
四川ダム Ver.1.0 (2015.03)
[協力:tani]
リンク Dam's room・四川ダム
ウィキペディア・四川ダム
ダムニュース/四川ダム竣工式(ダム技術センター)
ダム好きさん【四川ダム】
吉備の国 風景撮物帳・四川ダム
参考資料
■四川ダムの設計と施工/奥野哲哉
【ダム日本 No.682(H13.8)】
■四川ダムにおける拡張レヤ工法について 広島県福山地域事務所四川ダム建設事業所長 松岡 仁
【第53回ダム施工技術講習会(H15.7.22)】
諸元等データの変遷 【05最終→06当初】竣工[2005→2004]
【06最終→07当初】河川名[加茂川→砂川]
【07当初→07最終】河川名[砂川→加茂川]
【08最終→09当初】堤高[58.9→59]
【09当初→09最終】堤高[59→58.9]
【11最終→12当初】流域面積[15→9] 湛水面積[13→9]
【12最終→13当初】本体施工者[五洋・三井住友・鴻治組→五洋建設・三井住友建設・鴻治組]

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濁水処理による発生汚泥のリサイクル
(四川ダム)

 四川ダムでは、本体コンクリート打設時の濁水処理によって発生する汚泥を処理し、盛り土として再利用。大量の建設汚泥リサイクルを行ったことなどが評価され、平成14年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰(国土交通大臣賞)を受賞している。
■濁水の処理
本体コンクリート打設時の骨材洗浄水などは、まず前処理として粗粒固形物を除去し、中和処理を行い、その後凝集剤を投入して凝集沈殿槽(シックナ)で固体と液体とを分離する。浄化水は循環再利用する。

■汚泥の処理とリサイクル

凝集沈殿槽(シックナ)に沈殿したスラリーは、集められてスラリー槽に貯留後、脱水機(フィルタープレス)によって脱水ケーキ化される。このままでは産業廃棄物だが、このケーキに消石灰を添加して安定処理を行えば、再利用が可能。安定処理されたものは、盛り土として再利用。


汚泥処理設備全景
消石灰による安定処理の設備

安定処理後の汚泥。盛り土として再利用。
[出所]第53回ダム施工技術講習会
(2003年8月作成)


→ ダム便覧の説明
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