去る11月に、ダム工学会とCMED会共催の「ダムなんでも相談室」が河川環境管理財団から「優秀成果」として認められました。同財団は「河川整備基金助成事業」を行っており、「ダムなんでも相談室」は毎年応募して採択に漕ぎ着けており、今回の認定となりました。
平成20年度の国民的啓発運動部門には318件の応募があり、そのうち採択されたのは172件(54%)でした。今回で、この狭き門を4年連続クリアーしたことになります。それらの実績が認められて、優秀成果事業に輝きました。他にも、172件から7件が認定されました。
「ダムなんでも相談室」は、毎年「水の週間行事」の一環として、夏休みの7月末から数日間、東京・科学技術館で開催しています。平成18年には、皇太子殿下がお立ち寄りになり、足立ダム工学会会長の説明に頷かれ、水力発電模型で豆球が点灯したときにはニッコリ微笑まれました。
4年間の参加者は、延べ9千人を数えダム広報活動として大きな成果を上げています。CMED会(ダム工事総括管理技術者会)、ダム技術センター、建設コンサルタンツ協会から第一線級のダム技術者が「ダムなんでも相談室」に集い、力を合わせて開催しています。
基本コンセプトは「手作り、本物、参加型」。毎年、みんながアイデアを持ち寄って、創意工夫を重ねてカイゼンを重ねています。水力発電模型、クイズに答えてダム博士等々、ダムもの知り博士に扮したダム技術者が丁寧に説明します。
会場スタッフは、8名体制で、親子連れの参加者に対応して4年間で延べ100名以上が説明にあたりました。歴代のスタッフからは「体力的には大変だったが充実した1日だった」、「小さな一歩だが確かな手応えがあった」、「直接市民に語り掛ける数少ない機会であり今後も続けるべきだ」といった前向きな意見が多く寄せられています。
今回「優秀成果」の認定を受けたことを機に、内容をより一層の充実させ、「水の週間に、ダムなんでも相談室在り」と多くの人に知っていただけるよう継続開催を目指していきます。 過去4回の「ダムなんでも相談室」レポートは「ダム便覧」に掲載してあります、一度ご覧になってはいかがでしょう。
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(2009.12.15、CMED会「ダムなんでも相談室」担当)
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