ダム工学会とダム工事総括管理技術者会共催による「ダムなんでも相談室」が、8月12 日(月)から14日(水)までの3日間、有楽町の東京国際フォーラムで開催された。例年通り水の週間の行事である「水の展示会」の一部として実施されたものだが、今年は「水の展示会」が、「丸の内キッズジャンボリー2013」の中での開催となった。
キッズジャンボリーと言う例年行われている大規模イベントで、一部のスペースを借りての実施なので、見に行く前にはこれまでとだいぶ違うのかなと思ったが、それほどの違いはなかった。東京国際フォーラムのG510会議室で展示が行われており、その一角に「ダムなんでも相談室」のブースがあった。ただ例年と違ったのは、部屋の中央に、椅子を並べた簡単なステージのような場所があり、そこで、1日数回時間を決めて、様々なテーマでワークショップが行われていたこと。キッズジャンボリーではこのワークショップ方式が広く取り入れられているようだ。
展示会の会場・G510会議室、開始前で準備中
| ワークショップのスペース、開始直前
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「ダムなんでも相談室」は8年連続の出展。ブースでは、ダム博士に扮した本物の技術者が水力発電模型やダムクイズをとおしてダムの役割と水の循環、再生可能なクリーンエネルギーについて対話をしながら説明をする。「ダムなんでも相談室」ブースには開催期間中の3日間で、約1,050名の来場客を迎え、うち1日目260名、2日目310名、3日目240名、合計810名がクイズに答えてダム博士に認定されたという。水力発電模型実演に見入る子供たちの真剣な眼差、歓声。お父さん、お母さんの真剣な質問にダム博士が笑顔で対応などを目にして、来客親子にダムのことを理解してほしいという技術者の真剣な気持ちが感じられた。
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