今年もダム工学会とダム工事総括管理技術者会共催による「ダムなんでも相談室」が、8月12日(火)から14日(木)までの3日間、東京国際フォーラムで開催された。水の週間行事の一環で、昨年に続き、丸の内キッズジャンボリー内で開催された「水の展示会」の一部。
「ダムなんでも相談室」は今年で9年連続となるらしいが、記憶によれば、その間場所は変わったが内容はほぼ同じ。夏の恒例のイベントとして定着してきている。ダム博士に扮した本物の技術者が、水力発電模型やダムクイズをとおしてダムの役割と水の循環、再生可能なクリーンエネルギーについて啓蒙・広報活動を実施。
場所柄もあって盛況だったようで、「水の展示会」としての入場者数は約1,400名、そのうち「ダムなんでも相談室」のブースには、来客が3日間で1,000名を超え、ダムクイズに挑戦して1,040名の方が「ダム博士」に認定されたそうだ。
毎年たくさんのダムグッズを用意して来客に配布しているが、その中で目にとまったものを二つ紹介。 まず、毎年恒例のダムカレンダー。小型の卓上型カレンダーで、ダムの写真が大きくデザインされている。例年多少のデザインの変化があるが、今年はダムカード風の写真を取り入れた点が新しい。ちなみに、8月は日吉ダム。まるで本物のダムカードを写真に撮ったように見えるが、もちろん本物ではない。
もうひとつ、これは今年初めてのもの。「LEVEL BOOK」で、元々、測量をするときのように、野外作業時に使用する硬い表紙のついた手帳。「野帳(やちょう)」と言うちょっと変わった名前で呼ばれることも多い。ダム現場でも使用される。野外での使用を想定して、防水加工が施されているものもあるが、配布されたものは、手にとって見たところ防水仕様ではないようだった。防水仕様ではないこちらのものが一般的らしい。表紙にダム博士の印がデザインされているので、ダム博士にならないともらえないのかもしれない。
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